7月以降未勝利の大津亮介は次週も先発「過保護にしたくはないなと」 小久保監督コメント

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

初回に栗原の11号2ランで先制も…2回以降は無得点に終わる

 ソフトバンクは7日、ZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦に2-6で敗れた。初回に栗原陵矢内野手の11号2ランで幸先よく先制したが、先発の大津亮介投手がその直後、ポランコに3ランを被弾するなど初回4失点と崩れた。打線はビハインドを跳ね返すことができず、4回4失点だった大津が6敗目を喫した。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は次の通り。

——大津投手が初回に4失点。
「そうやねえ。まあこれで(序盤に失点したのが)3回連続か。(7月20日の西武戦が)初回3失点、(同31日の楽天戦が)2イニング目に3失点。きょう4失点。なかなか7月以降ね。勝ち星がすべてじゃないけどね、先発ピッチャーは。だけど勝ち星がついていないというのはそういうところでしょうね」

——疲れもあるのか。
「まあでも初めての先発で、この暑い夏場で初のチャレンジなので。まあまあ。ある程度は想定はしていましたけど。きょうはロッテ打線には通用せんかったですね」

——甲斐拓也捕手と今季初バッテリー。
「そうそう。7月以降勝てていなかったっていうのもあったんで。まあ、勝ち星がついていなくてもしっかりゲームを作っている試合はあったんですけど、やっぱり先発ピッチャーとしてはね。僕らの評価は勝ち星がすべてではないとはいえ、本人たちはやっぱり勝ち星が欲しいでしょうから。それで1回、拓也と組ませてみようかと」

——来週から9連戦、大津投手の力が必要になる。
「まあ、来週は外さないですかね。そのあとはまだ分からないですけど。今乗り越えんとね。こういうのがあって来年以降の夏場、7月に向けてどういうことをやっていったらいいかっていうのを気付けると思うので。あまり故障でない限りは過保護にしたくはないなと」

——ポランコに痛恨の3ランを浴びた。前日の9回の被弾が関係したか。
「いや、それは関係ない。中継ぎは尾形(崇斗投手)以外はみんなよう頑張って持ち味を出して。ちょっと尾形はね、最後ストライクが……。左バッターへの引っかけがちょっと修正できなかったので。ちょっと気になるところではありますけど」

——佐藤直樹選手は昇格後さっそく安打を放った。
「そうね。ファームでは3割4分とか5分くらい打ってるんで。自分の形が見つかっているんで」

——走者出しながらも一本が出なかった。
「まあ2点ビハインドで進塁打(のサインを)出したり、右打ち出したりはしないんでね。負けるときはこんなもんです。タイムリーが出ていれば段々追いついていけてたんで」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)