マジック36再点灯も…3失点の津森宥紀に喝「大いに反省してほしい」 小久保監督コメント

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

2位ロッテに快勝でM再点灯…先発モイネロは今季8勝目

 ソフトバンクは6日、ZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦に6-4で勝利し、優勝マジック「36」が再点灯した。打線は初回、栗原陵矢内野手の2点適時打などで3点を先制。2点差に迫られた直後の6回にも正木智也外野手の適時打などで3点を追加した。先発のリバン・モイネロ投手は7回1失点の好投で8勝目をマーク。9回に3番手の津森宥紀投手が1死も取れず3点を失ったが、最後は松本裕樹投手が試合を締めた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は次の通り。

――最後は嫌な展開になりかけたが、松本投手がきっちり締めた。
「嫌な展開というかね。なんか、その前(8回)の藤井(皓哉投手)が5点差の時はよかったけど、津森が上がった時になんかちょっと緩いなと思っていたら、やっぱりそうなるよね。まあ勝ったやろ、きょうはみたいな」

――隙が見えた。
「うん、俺にはそう見えたね。なんかフォーク引っかけてニヤニヤ笑いながら。僕はああいうのはなんか。あっと思ったらそうなったんで。大いに反省してほしいです」

――1番起用した牧原大成内野手がはまり、初回一気に3得点。
「そうね。初回は本当に見事な集中力を見せた攻撃でね。モイネロが先発という中では非常に有利に進められる展開になりましたよね。モイネロも多分調子は良くなかったと思う……。球はよかったんですけど、あんなにコントロールを乱すのは珍しいですけど。1アウト三塁以上になってから空振りを取れたり、三振取れたりっていうのは、ほかのピッチャーとの違いやなと。やっぱり中継ぎであれだけやっていたピッチャーの真骨頂って感じですよね」

――新打順は誰の発案だった。
「バッティングコーチです」

――初回の攻撃では、栗原選手の適時打が大きかった。
「もちろんもちろん。次の1点が向こうに入ったんですけど、その次の回に追加点とれたので。9回だけじゃないですかね、反省点は」

――近藤健介外野手の復調で、6番に座る正木選手の役割がより大きくなっている。
「もうずっと6番ですから。いい加減慣れるでしょ」

――例の数字がまた再点灯した。
「もうそんなん、禁句言うとるやん」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)