慶大出身の3選手が1軍で活躍を続けています。柳町達外野手は23試合に出場して打率.338、11打点。5月28日に1軍昇格して以降、安定した打棒でチームを救っています。正木智也外野手は今月21日から1軍に合流し、10試合に出場して打率.300、5打点。ファームで上げてきた調子を、そのまま1軍でも発揮しています。廣瀨隆太内野手はルーキーながらも25試合に出場して打率.267。3人の中ではトップの2本塁打を放っています。
同じ大学出身の3人が1軍に揃っていることに、ファンの注目も高まるばかり。改めてお互いのことをどのように意識しているのか、正木&柳町の2人にお話を聞いてみました。「ナメてきています」という意外なタレ込みも……。
――廣瀨選手はどんな後輩?
「廣瀨は、ブレないですね。すごくいい意味で、自分を持っているというか。落ち着いてできていると思いますし、割り切っているので、すごいなと思います」
――ヒーローインタビューなんかを見ていても、落ち着いて話していますね。
「堂々としていると思いますね」
――先輩には結構、自分から声をかけてくるようなタイプですか?
「仲良い先輩には来ますね。僕も大学の時は仲良かったので」
○柳町達選手
――改めて慶大の3人が1軍に揃っていることをどう感じていますか。
「すごいですね。まさかこんな、こんな立つとは思わないですよね」
――柳町選手の在学中に監督が交代されている?
「そうですね。喜んでくれていると思いますよ。2人(の監督)が喜んでくれていたら嬉しいです」
――柳町選手の在学中は、部内のルールが厳しかったそうですね?
「1年生の頃は厳しかったですけど、僕ら(が上級生になった時には)の頃にはだいぶなくなっていましたね」
――廣瀨隆太選手は、大学時代は一緒にプレーはしていませんが、どんな人ですか?
「面白いです。なんか、めっちゃ純粋です」
――疑う心を持っていない?
「はい。そういう意味では結構天然な感じですね。天然で純粋」
――グラウンドの中でも、話はされますか?
「全然しゃべりますよ。(廣瀨は)ボソボソとしゃべります(笑)」
――正木選手は、少しずつ柳町選手にタメ口を使うようになってきているという口コミがありました。最近はいかがでしょう?
「ナメてきていますね。近くなりすぎというか、むしろ余裕って雰囲気が出てきています」
――柳町選手は先輩として、威厳を出していくタイプ? それとも、兄貴のような距離感が近いタイプ?
「絶対怖くないと思います」
――我ながら、そう思いますか?
「はい。それか、逆に、あんまりしゃべったりしないから逆に怖いかもしれないです。しゃべらない人にすると」
――試合前練習なんかを見ていると、柳町選手は後輩よりも、周東佑京選手ら先輩と話しているイメージがあります。
「特には、そんな意識していないですけど。思い切って(後輩に)しゃべりかけるのはないかもしれないですけどね。というか、こいつら(正木と廣瀨が)が出てくるのが遅いんですよ(笑)