廣瀨隆太の犠打失敗は「成功せんやろな、と」　予感漂うも…小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真：小池義弘】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真：小池義弘】

栗原が3安打3打点と活躍「貢献していますよ」

　ソフトバンクは26日、敵地・京セラドームでオリックスに5-1で勝利し、引き分けを挟んで4連勝とした。初回に栗原陵矢内野手の6号2ランで先制。6回には正木智也外野手の左前適時打、7回には栗原、近藤健介外野手の適時打でリードを広げた。先発の大関友久投手は8回を投げて4安打1失点と好投し、無傷の5勝目をあげた。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――大関投手が8回まで投げてくれた。
「バテとったね。140キロくらいしか出てなかった。でも、8回までよく投げました。あと海野がいいところを引き出していたんでね」

――栗原選手は3安打3打点。
「いいところでタイムリーが出てね。5回の追加点が欲しいところが入らず、ちょっと嫌な流れだったんですけど、大関がよく頑張ったのと、（廣瀬の）バントは成功せんやろな、と思いながら（サインを）出しているんで。まあ、それはちょっと」

――栗原選手は3番に入ってから初回になかなか結果が出てなかった。
「そうなんですか？いや、あまりわからんけど。アイツ3番やったら、苦しいときは初回から送り（バント）の選択もあるんで、幅が広いんでね。全然、貢献していますよ」

――成功しないだろうと思いながらもバントさせたのは？
「いきなりこの先、3、4、5番を打てるならいいですけど、そうじゃなければ、絶対に必要なんで。ゲームでミスしながら、本気で練習に取り組んでやるしかうまくならないんで。これで慶応3人が全部バント失敗しているんで」

――今日も3人を並べたのは？
「いや、もうあれがいいんじゃないか、というだけの話で。9番に足の速いのがいれば、9番に入れる、佐藤直樹とか。廣瀨だろうが、海野だろうが一緒でしょ」

――6回は近藤選手が四球で出塁し、柳町選手は打たせた。送りバントの選択肢は？
「全くなかったですね」

――正木選手が右投手から打った。
「それは自分でも分かっているでしょ。右も左も、ずっとスタメンで今出ているわけなんでね」

（長濱幸治 / Kouji Nagahama）