佐藤直の支配下復帰 同学年の大津、緒方による「お祝いコメント」
「直樹、おかえり~」。6月1日、球団は佐藤直樹外野手の支配下選手登録を発表した。前日の5月31日の広島戦(みずほPayPayドーム)で、柳田悠岐外野手が右ハムストリングを負傷したことを受けた「緊急昇格」。今季から育成再契約を結んでいた佐藤の「早期復帰」を心から喜んだのは、ともに同学年の大津亮介投手、そして緒方理貢外野手だった。
〇大津投手
――佐藤直選手の支配下復帰を聞いて。
「直樹も多分、育成になってめちゃくちゃ悔しい思いをしたと思う。僕も同級生なので。(佐藤が)支配下から育成になって寂しかったんですけど、『何としてでも頑張るわ』って言っていたので。早く結果が出て、僕はめっちゃ嬉しいです」
――佐藤直選手の育成再契約はどう知った?
「直接話して。『マジ頑張るわ』って言っていたので、僕も『頑張ろうや』って」
――支配下復帰の知らせを聞いたのは?
「(1日の)朝に起きて、ネットニュースで知りました」
――佐藤直選手はどんな人?
「めっちゃ面白いやつっす」
――6月1日は大津投手が先発で、佐藤直選手が1番・中堅でスタメン出場した。
「めっちゃ状態がいいのも分かっていたので。絶対に今日打ってくれるやろうなと思っていました(佐藤直選手の結果は4打数1安打、大津投手を助ける好守も披露)」
――大津投手にとって佐藤直選手は。
「入団前には面識はなかったですけど、ポテンシャルが高くて、走攻守全部そろっている選手だなって印象でした。そんな選手が育成になる世界っていうのも厳しいなと思いながら。同級生なので応援しながらも、僕も育成に落ちないようにとは思っています。いろんな意味で励みになる存在ですよね」
――2人の出会いは。
「(大津投手が1年目の)2023年の春季キャンプ中に同級生会やろうなってなってたんですけど、体調不良でこれなかったんですよ、直樹が。シーズンに入ってからですかね、話し始めたのは」
――今はどういう関係?
「僕が(遠征に同行しない先発投手による)残留練習で筑後に行っているときも、会ったら嬉しそうに『亮ちゃ~ん』って話しかけてくれるので。仲はすごくいいですね」
――佐藤直選手にメッセージをお願いします。
「次に僕が先発するときはホームランお願いします!」
〇緒方理貢選手
――佐藤直選手が支配下復帰した際には「頑張ろう」とLINEを送ったそうですが。
「もちろん頑張っていたのはずっと知っていたし、最初(育成再契約した際)はなんて言葉をかけていいか分からなかったんですけど、ずっと頑張っているのは見ていたんで。素直な気持ちで『頑張ろうね』というのは伝えました」
――どう受けとめた?
「今までは逆の立場だったので。僕が育成で、向こうは1軍で出ていて。でもずっと頑張っているのは見ていたので。素直な気持ちで嬉しいなって」
――誕生日が19日違いと近い。お互いに祝ったりする?
「ご飯とかはよく行ったりしているので。お祝い事とかはあまりないんですけど……。ご飯はよくいきますね」
――佐藤直選手の支配下復帰祝いは考えている?
「まあ、後々考えていきます」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)