ソフトバンクの近藤健介外野手が2日の広島戦(みずほPayPayドーム)で8号サヨナラ2ランを放ち、勝負を決めた。同点の10回2死から緒方理貢外野手が四球を選ぶと、続く島内の変化球を右翼テラス席に叩き込んだ。2回にも先制のソロを放っており、自身初の1試合2本塁打となった。試合後の一問一答は次の通り。
――直前には緒方が四球を選んだ。
「あれが全てだと思いますし、粘ってフォアボール(で出塁してくれた)。なんとかつなぐ意識ではありましたけど、最高の結果になって。理貢のおかげかなと思います」
――前回はサヨナラ安打。今回は一味違う?
「いや、試合に勝てたことは一緒なので。そこは別に。試合を決められた一打には変わりないかなと」
――久々にDHで出場。変化はあった。
「まあでも、もう慣れているんで。守ろうが、DHだろうが、そこは気にならないというか。普段通り打席にも入れているかなと思います。」
――柳田悠岐外野手が長期離脱。期する思いはある。
「もちろんそうですね。やっぱりいるだけで相手も嫌でしょうし、打席に立っている姿が僕らにも安心感を与えてくれるので。やっぱりいなくなって、僕はずっといたんで、ギータさんが。一緒に野球をやっていたので。こうやっていなくなって偉大な人だなとあらためて思っています」
――5番での出場が続いている。
「山川さんの後ということで、(相手の)気が抜けたところを、おいしいところをいただこうかなと、いつも思っているので。」
――1試合2本塁打は自身初。ホームランへのこだわりは変わってきている。
「出ればね、当然1人で点が取れるのはホームランしかないので。それはこだわりはありますけど、状況に応じて打撃スタイルというのは変えていかないといけないですし、そういうところも自分の長所だと思っているので。全てがホームランというわけにはいっていないですけど、今日みたいに試合を決定づけるホームランというのはいいことかなと思うので。そこは状況を見て続けていければいいかなと思います」
――2本目はほぼ片手で持っていったが、手ごたえはあったのか。
「まあありました。なんか引っかかってくれていましたし、泳いだ分ヘッドも効いていたので。入るかな、くらいですね」
――去年のタイトルホルダーとして、トップの山川穂高内野手にひたひたと近づいている。
「いやいやいや(笑)。まあバッティング練習を皆さん見て分かるように、全然レベルが違うので。さっき言ったように、(相手が)ほっとしたところで1本打てたらといつも思っているんで。本当にこうやって打てているのも、打線のつながりだと思うし、山川さん、今いないですけどギータさん。そういうつながりがあるからこういう順位になっているんだと思います」
――柳田が戻ってきても首位に立っていたい。
「もちろん。そこは何とか。今日はうまく3連勝できましたけど、こんなふうにはいかないと思いますし。そこはみんなで粘りながら、少ない点数でピッチャーが抑えてくれているので。こういうふうに勝っていけたらなと思います」