ソフトバンクは交流戦開幕を前日に控えた27日、都内で先発投手練習を行った。28日の巨人戦(東京ドーム)に先発する有原航平投手に対し、倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)は全幅の信頼を強調。12球団最多となる9度目の優勝を狙う交流戦に向け、救援陣の運用を一番のポイントに挙げた。倉野コーチのコメント全文は次の通り。
――交流戦で代打の機会が増えることもあり、投手のベンチ入りメンバーは減らすのか。
「状況によってですね。必ず減らすというわけじゃないですけど。そのシミュレーションは監督ともしています」
――カーター・スチュワート・ジュニア投手の登録抹消は一度登板を飛ばすためか。
「そうです」
――6連戦が続くこともあり、救援陣の運用も考え直す必要がある。
「6連戦というよりは、やっぱり代打があるので。セ・リーグの野球、DHのない野球というのが……。やっぱりずっとDHのある野球に慣れている僕らとすれば、すごく難しいというか、今まで以上に考えることは増えると思うので。そこだけですね。別に6連戦だから運用がどうとかいうことはないです。どういうシチュエーションになったら代打なのかというところ。結構準備をする回数が増えるんですよね、中継ぎの。そこをどううまくやっていけるかとは思っています。いずれにせよ準備の回数は増えると思います」
――東浜巨投手がブルペン投球を行った。調整は。
「うまくいっていると思います。開幕時の勢いのある、キレのある投球ができている、良い状態だと思います」
――先発投手は石川柊太投手も含め、先発8人で回していくイメージ。
「8人か7人か……。石川は今のところ中継ぎで入れてますけど、先発の機会もあるかもしれないし、いろいろとチーム状況に応じて考えてはいるので。今のところは中継ぎでと思っています」
――曜日を固定するのは有原投手、リバン・モイネロ投手。そこに大津亮介投手などが入ってくる。
「そうですね。まあ大津の場合は初めて中6日になるので。それほど固定という感じではないかもしれないですね。分からないですね。投げてみて、そのあとの反応を見て。シーズンを通してということを考えているので。どうやって休ませるか、その期間を作るかが課題だと思うので。選手はそりゃあ『疲れてません』というかもしれないですけど、その辺はコーチの仕事になってくるので」
――和田毅投手については中6日で回していく考えか。
「ほかのピッチャーとの兼ね合いで(登板間隔が)空いてはいますけど、普通なら中6日で回っていかなくちゃいけない選手なので。今のところ、そういう兼ね合いにはなっていますけど」