ソフトバンクの近藤健介外野手が劇的なサヨナラ打を放った。19日に本拠地・みずほPayPayドームで行われた西武戦。1点ビハインドの9回、柳田悠岐外野手の適時打で同点に追いつくと、1死一、二塁で打席へ。西武の守護神アブレイユから右翼の頭上を越える適時二塁打を放って、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。試合後、近藤のコメント全文は以下の通り。
――前回は武内投手に中軸3人が抑えられた。
「やっぱりいいピッチャーでしたし、真っすぐの強さ、コントロールも本当に隙がなかったかなと思います」
――(5回の第2打席で)チェンジアップをフェンス直撃まで持っていった。
「入るとは思わなかったですけどね」
――先頭で周東選手が出塁して、回ってくる予感があった。
「もちろん。佑京が出てくれて、ピッチャーが代わって、いいところで来るなとは思っていましたし、その前にギーさんが同点に追いついてくれていたんで、そこはプレッシャーは半減しましたけど」
――連日、大きな打球が飛んでいる。
「まあそういう日もあれば、かなっていうぐらいです」
――僅差を逆転していくのはチーム力の表れ、と。ベンチの雰囲気もある?
「もちろん、まずピッチャーが最小失点で抑えてくれているっていうのが大前提ですし、ここ1人、今日みたいに佑京が先頭で出てくれたりしたら、本当にベンチがいけるぞっていう雰囲気にはなりますし、もう同点に追いついたら勝ち越せるんだろうなっていうベンチの雰囲気もあります。そんな流れでは来ているかなと思います」
――打球が明らかに上がるようになっている。何か工夫をした?
「特にはないですけど、イメージ通りにバットが出ている感じはしますけどね」
――去年に比べると、守りながら試合に出ている。コンディションの管理、調整は?
「その辺は、まだ、長老(柳田選手)もいますし、もう本当に先輩に休んでもらって、僕は守れたら守れるだけ、守りたいなと思っていますし、そういう準備をして、当然オフからも入ってきているんで、その辺に関しては4月の終わりぐらいの疲れよりは、もうだいぶ慣れてきたかなっていう感じはあります」
――特にこういう準備をやってきた、というのは。
「いやもう体力だったり、日々のリカバリーですね。そこは意識的にするようにはしています」
――初回も体を張った守備がありました。
「初回なんかありましたっけ? 守備は本当に最小失点に、ピッチャーの足を引っ張らないようにやるだけかなと思います」
――明日は王会長の84歳の誕生日。前祝いになった。
「前祝いと、次は火曜日ですか? また勝利を届けられたらいいです」