ソフトバンクは2日、みずほPayPayドーム福岡で先発投手が練習を行った。倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が取材対応。43歳のベテラン左腕、和田毅投手が6日に本拠地で行われる日本ハム戦で今季初先発することを明かした。また、中継ぎで好投を続けていた石川柊太投手の先発再配置についても言及した。コメントの全文は以下の通り。
――投手としての長所は。
「どんどんゾーンで攻めていくというところはいいなと思いますし、慎重になりすぎてボールが増えるとかいうのも今のところないですし。今は気持ち的に勢いもある。そこはいいところだなと。自分のボールを安定して投げられているというのが一番いいのかなと」
――カーブを磨きたいと意欲も見せていた。
「勝っているからといって課題がないわけではないので。大津だけでなく、いろんな投手がそうなので。その都度話をして、より100%を目指していくというのに変わりはない。そういう意識があるというのはすごくいいこと」
――大津の場合は今後も間隔を空けながらの起用になる。
「そうですね。まあ中6日でいくときもあるんですけど、空けれるときは空けるみたいな。でもそれは体の状態を見ながらですね。いけそうなら中6日も当然あるし、それは大津だけじゃなく、ほかのピッチャーもそういうふうに考えていますけど。そのために枚数も多くそろえているつもりなので」
――石川柊太投手は再び先発に戻る。
「次回は先発で考えています」
――8日の日本ハム戦で。
「そうですね。大関(友久投手)を一回抹消するので。きょう抹消します」
――和田毅投手も次回は1軍登板になる。
「はい、月曜日(6日)になります」
――状態は求める水準まで戻ってきた。
「それが全てですね。明らかに勝てない、1軍で勝つ可能性が少ないピッチャーに投げさせることは和田であってもないので。当然、勝つピッチングをできる状態に。もちろん勝ち負けはわからないですけど、勝てるレベルにきたというところで選んでます」
――開幕前に比べて。
「開幕の時は正直、ギリギリのラインだったかなとは思うんですけど。その時よりも上がってますので。そういう評価はしてますね」
――日本ハムとの3連戦初戦を託す。
「もちろん。もともと開幕ローテの投手ですから。それは和田に託します」
――和田の状態がよくなってきた要素は。
「球の切れも上がっていますし、出力も上がってきている。100%かといわれれば分からないですけど、100%に近い状態になりつつあるんじゃないかなとは思いますね」