西武に3連勝は「考えてなかった」、ポイントは「海野の四球」 小久保監督のコメント全文

西武戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】
西武戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】

8回が松本裕ではなく津森だった理由は「登板が多すぎるんで」

 ソフトバンクは14日、敵地ベルーナドームで行われた西武戦に4-1で勝利し、4連勝を飾った。3回に柳田悠岐外野手の適時打で先制すると、6回に牧原大成内野手の2点適時三塁打、周東佑京内野手の適時内野安打で3点を追加した。先発の大津亮介投手は自己最長の7回を投げて5安打1失点と好投。8回を津森宥紀投手、9回を守護神ロベルト・オスナ投手が抑えて逃げ切った。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――大津投手は素晴らしいピッチング。
「ナイスピッチングよね。海野もいいところを引き出しながら、ちょっと2ストライクとってからが、2ストライクまで簡単に取りすぎて、その後がちょっと2ストライクアプローチでやられていましたけど、結果的にはヒット5本でしょ? 1失点。十分です」

――打線では栗原選手が2安打。
「2アウトからの2点はめちゃくちゃ大きかったし、海野のフォアボール、あれがポイントですね。多分、高橋光成投手は今日の反省の弁で、あのフォアボールがって、多分そこになると思うんで、海野はあそこ良く繋いだなと思いますね」

――栗原選手にようやく2本出た。
「練習はそんな悪くないなと思いながら、今日も練習は全然悪くなかったんですよ。今日は内容も結果も結構求めているところはあったんですけど、非常にいい形なんで、ちょっと上がる兆しが見えたかなっていう打席には見えましたけどね」

――今日で対戦が一巡。栗原選手の起用について考えるところもあった。
「それは当然ね、やっぱり競争の世界ですからね。でも、今日の内容を見て、もちろんこのまま札幌にも一緒に行きますよ」

――対戦が一巡して。
「そんなに一巡したからと言って、大きくいじるところはないかなっていうのが現状で。牧原(大)の状態も上がってきてますし、代えない選手はもう代えない選手でいるんで、それ以外のところの選手がしっかりやってくれれば、そんな大きくは変わることはないと思います」

――先発陣が本当に頑張っている。
「西武に3連勝は全然考えていなかったんで、なかなか強力な投手陣で、3連敗は絶対にダメだっていうぐらいのあれで来たんですけども、結果的にはこっちの投手陣がそれを上回るぐらいのピッチングしてくれたんで、それが勝因に繋がったと思います」

――8回は松本裕投手ではなく津森投手だった。
「ちょっともう登板が多すぎるんで、年間で考えたときの登板からすると、ちょっとオーバーペースなので、今日は最初から外していました」

――柳田選手の仕事ぶりは。
「あのぐらいはしてもらわないと。そりゃそうでしょ、あれくらいはしてもらわないと」

――大津投手のスタミナは。
「本当はあの回で代えようと思ったんですけど、アイツのためにもう1イニング行かせようということで。徐々に、今年というよりは、彼の野球人生に関して、しっかりローテの軸で回れるようなピッチャーになってもらいたいんで、そこはスタミナだけだと思いますけどね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)