ソフトバンクは7日、敵地・楽天モバイルパークでの楽天戦に2-3でサヨナラ負けした。3回に柳田悠岐外野手の2点適時打で先制するも、11安打で奪ったのはこの2点だけ。先発のカーター・スチュワート・ジュニア投手が6回途中2失点で同点に追いつかれると、最後はドラフト5位ルーキーの澤柳亮太郎投手が鈴木大地内野手にサヨナラ打を浴びた。小久保裕紀監督と倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)のコメント全文は以下の通り。
――オスナ投手は勝ち越したら?
「もちろんです。ビジターです」
――澤柳くんを先に持ってきた意図は。
「どういう思い? 期待! でしょ」
――打線が11安打打ちながらもなかなか崩せなかった。
「そうでしょ! 澤柳のせいじゃないよ。俺が守っていたら『こんな展開は野手のせいだから打たれることなんか気にせず、拓也のミット目掛けて思い切り投げろ』って言うだけなんで」
――3カード連続で勝ち越し。
「細かくは言わないけど、今日もちゃんとカーターのところも含めて(戦略が)あるんですよ。別に今日だけの試合じゃないけど、年間通してっていうところで」
――ヒットが出ながらも併殺や走塁死があった。
「どっちに転んでもおかしくない展開で、最後に向こうに1本出たっていうだけの試合なんで」
――スチュワートは粘った。
「多分、前回2ストライク後に結構、三振を取りに行こうとしてっていう反省を生かして、今日は結構、比較的冷静に投げていたと思いますけどね。でも、ローテーションで回っていく中では、合格点だと思いますよ。2点しか取られてないですからね」
――ここまで3試合のうち1試合は海野選手がマスク。
「チャンスを与えているんで、自分でそのチャンスを消さないようにやってほしいです」
――今後も見据えての起用。
「カーターと組んだときが良かったし、大津のときも良かったしっていうので使って、出るときは、そういう時に出したんですけど、今日はせっかくウエストして外していて、あの送球とかすると、次やっぱり出番が……ってなってくるんで、チャンスを自ら手放さない取り組みをした方がいいんです」
◯倉野コーチ
――9回を澤柳投手に託した。
「今の評価と、やっぱりああいう場面を抑えるとすごく成長に繋がるんで、そういった意味でも、いい経験だと思いますし、もちろん、むやみやたらに起用しているわけではないので、しっかりそこで投げられるという判断で登板してもらいました」
――最初は力が入っていた?
「そうですね。でも、それも全ていい経験だと思うんです。あれを経験して、またさらに成長していってくれると思うので、負けはしましたけど、彼にとってはいい経験をしたというふうには思っています」
――澤柳投手一択だった。
「そうです」
――藤井投手が抹消に。代わりの昇格は?
「いや、ないです」
――スチュワート投手は中6日で回る?
「そうですね、いろいろ考えてはいます」