モイネロが6回無安打投球「なんとか点を取ってあげないと」
ソフトバンクは6日、敵地・楽天モバイルパークで行われた楽天戦に5-4で競り勝った。6回までは先発のリバン・モイネロ投手、楽天の荘司康誠投手が共にノーヒットピッチング。7回にプロ初スタメンとなった川村友斗外野手の犠飛で先制すると、逆転を許した直後の8回には柳田悠岐外野手が逆転の1号2ランを放った。9回にも川村と中村晃外野手の適時打で2点を加えて3連勝を飾った。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
――目まぐるしい展開を勝ち切った。
「そうね。点を取られようが、勝ち切ればいいんで」
――モイネロ投手は2試合続けて好投。
「そうそう。ただね、アイツあんなに打たれていないのに、勝ち星をつけられないので、何とか次の登板の時には点取ってあげないと。まだ0点ですから、アイツが投げた時は点取ってないんで」
――柳田選手が一振りで試合を決めた。
「決めたかに見えたけど、全然そこからもつれたけどね。でも、あそこは同点でもなというので、ランナー進めたんですけどね。こんな寒い時にホームラン出ないって言ったのが、僕の間違いでした。失礼しました(笑)」
――昨日に続いての活躍。
「いや、それはまあ中軸は今日は山川が打たなかったけど、昨日は打って、近藤は昨日は駄目だったけど、今日はちゃんとしっかり仕事した。でも、栗原のバントとか(中村)晃の集中力、あの喜ぶガッツポーズの姿とか、あれを見て感じない選手がいたら人じゃないですよ。あのぐらいのものを持って、1打席に懸ける選手がベンチにいてくれるっていう強さは感じました」
――選択肢がある中で川村選手をスタメンで起用。
「そうですね。あとは3打席目も代打を用意していたんですけど、今日は川村に賭けてみようっていう中で、今日はいい方に出ましたね」
――勇気のいる決断だったのでは?
「そうでもないです。守備重視なんで。守備は別に柳田と変わらないんで」
――スタメンで行くタイプの選手だと。
「バッティングの状態は落ちていたけど、シーズン始まってあの集中力だったらどうなるかわからないじゃないですか。あとは第二の故郷でもあるし、よかったんじゃないですか」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)