ソフトバンクの2軍は3月31日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦に5-3で勝利した。初回1死満塁で野村大樹内野手が左中間に2点適時二塁打を放つと、2回には柳町達外野手が適時打を放ち、試合を優位に進めた。先発した三浦瑞樹投手はランナーを毎回背負いながら、6回を無失点に抑える好投。阪神との3連戦は3連勝で終えた。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――三浦投手は毎回ランナーを背負いながら無失点に抑えた。
「試合で点は取られてないので、大きく(見ると)ナイスピッチングなんですが、もう少しボールを低めに集めて、もうちょっとゴロを打たせてほしいなって。ちょっと欲深いですけど。上(1軍)に行くためには、やっぱり低めにボールを集めて、ゴロを打たせていくっていうのが、彼のピッチングだと思うので。ちょっとそれが今日はあまりできなかったですけど、良くない中で0点に抑えられたことに関しては良かったとは思います」
――野村大選手が初回に適時打。
「野球って初回の得点、立ち上がりのピッチャー(に対して)チャンスで1本出るか出ないかで、どっちに流れがくるかってことになる。今日は1番大事な、初回のあのケースで、大樹が長打を打ってくれたいうのが今日の勝因ですよね」
――野村大選手は試合前の声出しでもチームを盛り上げた。
「若い選手が多いし、盛り上がっていってくれればいいのでね。(タイムリーの打席では)強引に打たなかったので、よかったんじゃないですかね」
――9回は風間投手で終えたかった(2安打1四球2失点の2/3回で降板)。
「そうですね。まあ、彼にとってはこれも経験で、こういう点差の中で、今まではちょっと余裕があった中で投げて、今日はちょっとそれよりも余裕がなかった。でも、その中でどうなるのかなっていう、これも彼にとっては1つの経験だと思うので。鍬原が締めてくれると僕は思っていましたので(笑)。僕は信じていました(笑)」
――鍬原投手は9回2死からの登板。
「彼もブルペンで万全にしてもらえていたので、そういうところではピッチングコーチも、こっちも十分準備ができた中での登板だったので、そんなに心配はしていなかったですけどね」
――風間投手には今後も9回を?
「そこまでは特に決めていないので、彼にとっていいシチュエーションができれば、そのチャンスは増やしていってあげたいなと思いますけどね。今日もちょっとそうなりましたけど、そんなにボール自体が悪いわけではないので」
――前回同様で150キロを超えるボールを投げていた。
「そうですね。今までは完全なボール球だったのが、ストライクゾーンに近いところのボールになってきたので、それはちょっと今までとは、同じボールでも、内容が違うっていう風に思ってますけどね」
――王会長がこられていた。
「選手たちに『野球に費やす時間を増やして、自分のことじゃなくて、いろんな選手も見て、いろんなことを勉強していきなさい』というようなお話をいただきました」