ソフトバンクは29日、オリックスと開幕戦(京セラドーム)を戦い、3-1で勝利した。これで8年連続で開幕戦勝利となった。同点の7回無死で山川穂高内野手が右中間に決勝の1号ソロ。昨オフに国内FA権を行使して、西武から加入し、これが嬉しいホークスでの初アーチとなった。試合後の囲み取材の一問一答は以下の通り。
――公式戦のホームランがいつ以来か覚えていますか。
「覚えていますよ」
――2022年10月1日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)以来。
「はい」
――今度はホークスを勝たせた。
「よかったと思います」
――通算219発目のホームラン。特別な1本になった。
「うーん、こうやって落ち着いて考えるとそうなると思いますけど、やっている最中はあれで勝ち越しができた。宮城は今日本当によかったですし、とにかく球、とにかくすごかったんですね。どうしようと思っていたんですけど、本当に宮城とかいい投手と対戦したらこういう戦いになると思うので、今日は勝ちましたけど、明日からまた気を引き締めて頑張りたいと思います
――打席ごとに、どんなプランで試合に臨んでいた。
「思ったよりも普通に臨めたんですけど、2打席目にああいうアウトのなり方(4回無死二塁に見逃し三振)をしました。あそこは森(友哉捕手)も含めて、あそこに投げ切られるというか。宮城の場合はどうしてもどっちかを打たないといけない。速い球を待ちながら遅い球とか、なかなか難しい。遅い球もちょっと頭に入れていたので、あの時は(4回の三振は)。そういう駆け引きも今後、オリックスと対戦する時やいろんなチームと対戦する時には出てくると思いますので」
――2019年は、ホークスとの開幕戦でホームランを打った。開幕戦で4番として果たす仕事は、少し違うもの。
「それも、やっている最中はそんなことは思わない。しっかりとベストスイングをした結果がそうなったので、よかったと思います。結果的にそうなったら嬉しいですけど、ならなくても自分のベストスイングができる準備をずっとできたらと思います」
――小久保裕紀監督にウイニングボールも手渡した。
「そうです。僕で捕ったので。(監督も初勝利と)気がついたので」
――ホームランボールは返ってきていない?
「ホームランボールはなんか、返ってきていたみたいです。晃(川瀬)が持ってきてくれました」
――右の大砲が、チームとしても望まれていた。いきなりサウスポーの宮城投手から結果を出した。
「まあまあ、それは。僕は僕のことを精一杯やって、結果的にそうなると嬉しいです」