ソフトバンクは20日、阪神とのオープン戦(PayPayドーム)に4-0で勝利した。先発した東浜巨投手が6回1/3を無失点、杉山一樹投手、ロベルト・オスナ投手、津森宥紀投手と繋いでの“完封リレー”だった。打線では栗原陵矢内野手がオープン戦2号ソロを含む2安打2打点。試合後、取材に応じた小久保裕紀監督は中村晃外野手を絶賛した。コメント全文は以下の通り。
――いい形で繋がったのでは。
「いい形なのかはわからないですけど、でも今日はやっぱり栗原(6回無死二塁)が進塁打を打ちに行ったヒットの後、三森がセーフティバントを決めて、晃(中村)の代打の1点。ああいう2ストライクに追い込まれて、スリーツーにまで持っていって打てるっていうのはさすがやなと思いましたね」
――スタメンでなかなか使えない中で、控えに中村晃選手がいる大きさは。
「1年間、何があるのかわからない。どんな状況でも常に頭からいける準備はしておいてくれという話はしています。あとはここ一番で出せる俺の読みと野球観をしっかり伝えながら、いい準備をしてもらおうと思っています。そういう話はしています」
――2番に右打者を入れたい。
「全然、あんまり関係ないです。そういう意図はないです。たまたまそうなっているだけ。牧原(大成)の状態が上がってくればもう少し選択肢は増えるので」
――東浜投手の内容は。
「言うことないでしょ。今は多分、ローテーションのメンバーの中で一番安定している。大関もいいですけど、なんの心配もしていないです」
――7回1死一塁での交代は杉山投手に走者を置いた状況での登板を経験させたかった。
「そうです。今日はあいつが一応、イニング途中をしたいということだった。球数的に(東浜は)もう少し行かせたかったんですけど、そっちよりも優先度合いが、優先順位が高いのが杉山の回途中(の登板)だったので、残りはブルペンで投げてもらいました」
――杉山投手も連続三振と結果を残した。
「杉山はもうある程度、計算できるので。勝ちパターンということではないですけど、十分、戦力として評価しています」
――開幕1軍が内定していたダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が離脱した。
「そうですね。痛いのを我慢して、症状を聞くとよくここまでやっていたなと。しっかり彼が帰ってくるまでは踏ん張っておくからと言って、送り出しました」
――空いた枠は、左投手で補充したい。
「投手は、あんまり左対左とか右対右とか気にならない。長谷川(威展)が1枚いるので。長谷川がしっかりと入ってくれたら。あとは力のある右投手で抑えればいい話ですから」