大津が見せた先発の適性「自信にしてくれれば」
ソフトバンクは14日、巨人とのオープン戦(PayPayドーム)に5-0で勝利した。先発の大津亮介投手が6回を3安打無失点と好投。野手陣では初回に柳田悠岐外野手が先制の3ラン、6回にはアダム・ウォーカー外野手に2ランが出て、投打が噛み合った。取材に応じた小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
――大津投手が素晴らしい投球だった。
「うん、今年1番やね。ラストチャンスみたいな気持ちで入ったんでしょうけどね。でもちょっと最後6回は、へばったかもしれないですけどね、でも先発に転向して1年目なんでね。今日は最初からよく飛ばしてました」
――無四球の投球だった。
「彼の場合は球種が多すぎて、どれを軸にするかっていうのが定まってなかったんですけど、今日はチェンジアップが軸になっていたので、あの組み立てで行けるんじゃないかなっていう手応えを掴んだんじゃないですかね。本人と話してないからわからないですけど」
――開幕ローテを決める上で嬉しい悩み?
「そうですね。ダメやからってすぐに中継ぎに戻したりとかはしないので、しっかりその枠で争ってもらおうと思いますけどね」
――大津投手は開幕ローテ入りに前進した?
「開幕ローテになるかどうかはわからないですね。でも先発としての適性というかね、ちょっと吹っ切れない部分が続いていたでしょうから、今日の登板で本人の中でも自信にしてくれればいいですね。自分は先発でもいけるんだっていう自信に繋げてくれればと思います」
――先発投手の整備が進んできた印象。
「そうですね。野手もそうなんですけど、大きな故障者が出ずに、武田(翔太投手)が少し離脱はしましたけど。その辺が一番ここまで順調にきている要因のところですね。今日は打線で言ったら、今宮(健太内野手)のフォアボール。彼はああいうタイプというかね、ああいう風にやってもらいたいし、あとは緒方(理貢外野手)の代打でのヒットとかね」
――緒方選手の成長をどう見ている?
「秋のフェニックスリーグで、自分の形をだいぶ掴んだみたいな感じでしたね。去年は2軍はちょっとね、育成枠の問題で、全然使ってやれなかったんで、一昨年のウエスタン・リーグの盗塁王だったんで、大学出の育成選手というのも頭にあったんですけど、枠的に去年はちょっと厳しかったんですよね。なかなか2軍で見られなかったんですけど、本当にいい活躍を連日していますよね」
――柳田選手の状態は心配していない?
「心配していないですよ。まだ打球が若いなと思いました(笑)」
(飯田航平 / Kohei Iida)