激変ぶりを絶賛…小久保監督の目を引いた「育成の3人」 猛アピールで近づく支配下昇格

ソフトバンクは23日、春季キャンプを打ち上げた【写真:福谷佑介】
ソフトバンクは23日、春季キャンプを打ち上げた【写真:福谷佑介】

23日の練習で宮崎キャンプを打ち上げ、24日からは対外試合

 ソフトバンクは23日、宮崎の生目の杜運動公園で行っていた春季キャンプを打ち上げた。就任1年目となる小久保裕紀監督はキャンプを総括し、印象に残った若手に「育成の3人です。仲田、川村、緒方」を挙げた。チームはこのまま宮崎に留まり、24日から対外試合を戦う。

 支配下昇格が近づいている。2月1日から始まった春のキャンプ。A組に抜擢された野手の“育成トリオ”が指揮官の目を引いた。内外野のほぼ全ポジションをこなせる仲田慶介外野手は紅白戦2試合で4安打と結果でアピール。川村友斗外野手、緒方理貢外野手もそれぞれ実戦で結果を残し、守備面でも存在感を発揮していた。

「秋の時にどういう状態であれば、支配下になる可能性があるのかって伝えていた選手たちが、オフに継続的にトレーニングを重ねることによってここまで姿が変わるのかというものを見せてくれていたので。これが育成の子たちの、このオフの取り組みにいい影響が出れば、なと思います」と、球団の取り組みとしても好例になると、指揮官は語る。

 24日の楽天モンキーズ戦から対外試合がスタートし、開幕1軍のサバイバルが始まる。「当然、結果でしょう。ただ、打つだけではないんで、守備も含め、後から行く選手は後から行くなりの活躍は、スタメンとは全然違うので。そういうところでは育成の子たちも十分チャンスはあるし、育成の子たちは良いものを見せてくれていますけど、与えられる場所、役割も違ってくると思うのでそこに合わせてほしい」と、小久保監督もより一層のアピールを期待していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)