若鷹寮は「軽いスーパー銭湯」 広すぎて迷子…新人7選手に聞いた“入寮して驚いたこと”

ソフトバンク・岩井俊介、前田悠伍、廣瀨隆太(左から)【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・岩井俊介、前田悠伍、廣瀨隆太(左から)【写真:藤浦一都】

筑後で新人合同自主トレがスタート、6日に入寮して3日…それぞれの新生活

 ソフトバンクは9日、ファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で新人合同自主トレをスタートさせた。支配下の7選手が練習後に取材対応。6日に「若鷹寮」に入寮して3日が経ち、7選手それぞれに「入寮して驚いたこと」を聞いてみた。食事にトレーニング、さらには外観を「おしゃれ」と表現する選手も。寮内で「迷子になる」という選手もいた。大阪桐蔭高出身のドラフト1位・前田悠伍投手は、同校の寮で「他と違う」ところを明かした。7選手のコメントを一問一答で掲載する。

ソフトバンク・前田悠伍【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・前田悠伍【写真:藤浦一都】

・前田悠伍投手
――施設面で驚いたことはありますか?
「自分は寮生活もしていましたし、変わったところはないんですけど、お風呂は広いなと思いました」

――村田賢一投手は「軽いスーパー銭湯くらい広い」と。
「サウナもあるので、いいところです」

――食事面ではいかがですか?
「フルーツとかもあって、栄養もバランスよく摂れる。ご飯もしっかり食べないと体作りもできないですし、そういうところは大切にしています」

――逆に、大阪桐蔭高の寮ですごいと胸を張れることは。
「寮に変わったところはないんですけど、練習時間は(午後)9時まである。そこくらいですね。平日も学校が終わってから、夜の9時まであってそこからお風呂やご飯という流れなので。他と違うのはそこくらいです」

――これからは時間も自分で管理して、自主性を持って取り組んでいくことになる。
「高校の時は9時までみっちりやって、時間がない状態で次の日に行っていた。それに比べて自分の時間はたくさんあるので、他の人と同じ練習をしているので、そこプラス、自由な時間をどう使うかで差が生まれると思うので、考えてやっていきたいです」

ソフトバンク・岩井俊介【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・岩井俊介【写真:藤浦一都】

・岩井俊介投手
――合同自主トレの1日目を終えて、驚いたことは。
「一番は室内練習場に来て、すごいなと思ったのと。あとはいつでもご飯を食べられたり、いろんなものを飲めたりするので、これは体が大きくなるなって思いました」

――ご自身は食べる方ですか?
「食べてしまうので、制限しているんですけど、あまり太らないように。(制限しているのは)炭水化物ですね。ご飯の量とかは決めています。少なめにして」

ソフトバンク・廣瀨隆太【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・廣瀨隆太【写真:藤浦一都】

・廣瀨隆太内野手
――寮生活はいかがでしょうか?
「ご飯がすごく美味しいんですけど、寮の中が広いので、よく迷子になります」

――どこからどこまでの道がわからない?
「ロッカーから室内練習場に行くまでがわからなくて、どこで靴を脱いでいいのかわからなくて(笑)」

――そんなに広い?
「広いですね……。慶応の5倍くらいありそうです」

――3日ではあるが、覚えられていない。
「移動距離がすごいです。部屋から距離があるので、洗濯の場所とかも覚え切れていないです」

――慶大の先輩でもある正木智也外野手、柳町達外野手と話をする機会はありましたか?
「正木さんは慶応のグラウンドに来て自主トレをされていて、そこで話をしたり。柳町さんもご飯を一緒に食べたりして、話す機会はありました」

――どんなお話しを?
「寮で必要なものとか、そういう話です。特に野球のことではなくて、最低限のことしか話していないです」

――柳町選手とはどんな経緯で食事へ?
「OBの方と一緒にって感じです」

ソフトバンク・村田賢一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・村田賢一【写真:藤浦一都】

・村田賢一投手
――施設面で驚いたことは?
「お風呂がすごかったのは思っていますね。軽いスーパー銭湯みたいな感じです(笑)」

――これまでのキャリアを振り返っても、すごい寮。
「明治もすごいと思っていたんですけど、選手の多さとかが直結して、浴槽も広くて綺麗です。明治が汚いと言っているわけじゃないですよ! はい、すごかったなって思います」

――先輩選手らと交流はされましたか?
「直近でいうと、小笠原(孝2軍投手コーチ)さんが今年からコーチになられるということで。交流はなかったんですけど、しっかりと挨拶させていただきました」

ソフトバンク・澤柳亮太郎【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・澤柳亮太郎【写真:藤浦一都】

・澤柳亮太郎投手
――入寮してここまででホークスの施設だったり寮のことで驚いたこととか、発見みたいなものはありますか?
「やっぱり寮の食事がすごく毎食毎食、考えられた献立が出てきて、ずっと自炊してたのもあるんで、これは体も大きくなるし、すごくプロの体になるなっていうのは思います」

――自炊生活はちなみにどれくらい?
「一応、大学の4年間と社会人の2年間。6年間ぐらいはやってたんですけど」

――選手で栄養のこととかは当時から考えられてたと思うんですけれども、自炊でやっていくと、難しさもありましたか?
「本格的にプロを考え始めたのが社会人だったので、そこらへんから体に気をつけた食事メニューを考え始めたんですけど、仕事しながらってなるとすごく厳しいものがあったので。今はこういう環境で野球だけやらせてもらって食事だけ出てくるってのはもう本当にすごい。素晴らしいなと」

――この数日で食べたもので1番印象に残ってるというか、お気に入りはありますか?
「自分がハヤシライスがすごい好きなんですけど、初日に出てきたハヤシライスがすごい美味しかったです」

――自炊は得意料理ありますか?
「親子丼が一応得意料理ではありました。鶏肉と卵がすごい好きなんで。卵が入った料理を」

ソフトバンク・大山凌【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・大山凌【写真:藤浦一都】

・大山凌投手
――入寮して、施設面で驚いたことはありますか?
「全部じゃないですかね。こんな立派な球場が2つもあって、寮もすごくおしゃれじゃないですか。形が(笑)」

――外観にも驚いたんですね。
「外見も、中も自分的には。部屋もすごく綺麗ですし」

――荷物は片付きましたか?
「一応、大きいものはとりあえず持ってきて、あと足りないものは何個か頼んでいます」

ソフトバンク・藤田悠太郎【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤田悠太郎【写真:藤浦一都】

・藤田悠太郎捕手
――施設面はいかがでしょうか?
「24時間野球ができる施設なので、すごく充実していますし、自分がやりたいことができる。寮生活も食べ物がとても美味しいので、食べすぎないように気をつけたいと思います」

――何が一番美味しいですか?
「今日はカレーだったので、カレーがすごく美味しかったです。2杯食べてしまいました」

――驚いたことなどはありましたか?
「綺麗です。ほこり1つも見ていないですし、すごく綺麗な施設だと思いますし。自分の部屋も有意義に使えているので」

(上杉あずさ、竹村岳 / Azusa Uesugi,Gaku Takemura)