鷹、増田珠が戦力外に戸惑い「完璧には理解できていない」 小久保監督も「ビックリしていた」
現役続行希望「野球が大好きなので、辞める選択肢は今のところはない」
ソフトバンクの増田珠内野手が28日、PayPayドームを訪れ、球団から来季の支配下選手契約を締結しない旨を伝えられた。「昨日だったので、ビックリしたところがあって。まだ完璧には理解できていないところがあります」と話す。今季は35試合に出場して打率.182、1本塁打、3打点。9月30日に登録抹消となっていた。
増田は長崎県出身。2017年ドラフト3位指名を受けて横浜高から入団した。2年目の2019年にプロ初出場を果たすと、2022年に初安打を記録。柳田悠岐外野手ら主力選手が一気に新型コロナウイルスの影響で離脱した2022年8月には、全力プレーでチームを支えた。育成契約の打診もなかったそうで、6年でソフトバンクを去ることになった。
来季からは小久保裕紀新監督を迎え入れる。「小久保さんに必要とされる、そういう選手とイメージしてやっていた。昨日挨拶に行かせてもらって。監督自身もちょっとビックリしていたようで。『自分の頭の中にもあった選手だった』とお話いただいた」と明かす。自主トレをともにしていた大先輩、松田宣浩氏にも連絡をしたといい「『嘘やろ』『嘘つくな』みたいな感じで言われました」と、熱男にとっても驚きのニュースだったようだ。
(竹村岳 / Gaku Takemura)