嘉弥真、戦力外通告に「悔しいのが1番」 今季も23試合登板…現役続行を希望

PayPayドームに挨拶に訪れたソフトバンク・嘉弥真新也【写真:藤浦一都】
PayPayドームに挨拶に訪れたソフトバンク・嘉弥真新也【写真:藤浦一都】

胸の内を語る「まだまだ投げられるし、投げたい」

 ソフトバンクから戦力外通告を受けた嘉弥真新也投手が23日、小久保裕紀新監督やコーチ陣、チームメートらに挨拶するため、PayPayドームを訪れた。その後、報道陣に対応し「今は悔しい。まだまだ投げられるし、投げたいし、僕の経験で拾ってくれる球団があればな、と思っています」と現役続行の意向を示した。

 沖縄の八重山農林高からビッグ開発、JX-ENEOSを経て2011年ドラフト5位でソフトバンクに入団した嘉弥真。2年目の2013年に40試合に登板して頭角を現すと、2017年から“左キラー”として6年連続で50試合超に登板。ブルペン陣に欠かせぬ存在となった。

 今季は不調もあって23試合登板止まりだったが、シーズン終盤は1軍の戦力となっていた。長らくチームに貢献した功労者だけに、突然の戦力外通告に「ちょっと驚きはしましたけど、こういう世界なので、しっかり切り替えて次に進むしかないかなと思います。悔しいが1番ですかね」と、胸の内を明かした。

 トライアウトの受験も視野に他球団でのプレーを目指す。ソフトバンクの一時代を築いた左キラーは「体も元気ですし、まだ投げたいなと思います。鍛え直して、また来年できる自信もあるので、そこ目指して頑張りたいなと思います」と語っていた。

(鷹フル編集部)