切実な思いも…5選手が私生活や野球で叶えたい“世界”
選手たちの素顔や人間性は、グラウンドの上だけでは分からないもの。ふとした瞬間に垣間見える意外な一面が親近感を呼んだり、愛らしかったりします。鬼気迫る表情で白球を追う姿も素敵ですが、まだまだ知られていない魅力は各選手にあるはずです。
鷹フルでは様々な角度から選手を掘り下げようと、あえて“野球以外”の質問をぶつけています。今回は「ドラえもんのひみつ道具を1つもらえるなら?」。ライトな答えが返ってくると思いきや……切実な願いも出てきました。
・上林誠知外野手
「もう2択なんすよね。どこでもドアかタケコプターですね! 圧倒的に。まず空を飛びたいってやっぱ思うし、どこでもドアはどこでも行けるんで。選べない。(少し考えて)やっぱり空を飛びたいからタケコプターですね」
――どこに行きたい?
「空を飛んでみんなを見下ろしたい(笑)。飛行機じゃなくて自分が飛んで。タケコプターで裏山に行きたいですね(笑)」
・渡邉陸捕手
「絶対にホームランになるバット。絶対そうでしょ。毎日の試合で欲しいです。もう、どこにでも当たればホームラン。バントでもホームランになるぐらいの勢いのバットっす。最高じゃないですか。究極っす」
「まあ、1試合で1回だけ使えるとかでもいいですかね(笑)。143試合あれば、143本塁打っすよ。シーズン。村上宗隆超えっすよ。今欲しいっす。今打てないんで欲しいっす。今から練習してどこでも当たってもホームランになるようなバットにしてきます!!(笑)」
・川原田純平内野手
「やっぱどこでもドアじゃないですか? どこにでもスッて行けるから。なんか移動するにしても、時間って絶対かかるじゃないですか。移動のために早く起きてみたいな……。それが省ける。時間いっぱいまで寝られて、準備ができたらすぐ行ける。野球っていう仕事は移動が結構多いんで、どこでもドアが1番便利かなとは思います。でも僕、そんな寝坊しないし、結構早めに行動するっていうか、前もって行動するんで」
――どこでもドアがあったら、どこに行ってみたい?
「海外とか行きたいっすね。なんか普通にアメリカとか行ってみたいです。やっぱり観光ですかね。そのアメリカの雰囲気とかを味わいたい」
・椎野新投手
「スモールライト! ちっちゃくなりたい。デカいからに決まってるじゃないですか。(どれくらい小さく?)186センチぐらいかな?(※10センチ減)」
――196センチもあったら不便?
「不便ですよ。着たいもん着れないし。身長が高くて『マジでいいな』とか言われるけど、マジでスモールライトで小さくしてほしい。不便ですよ! 飛行機の2時間移動で、足が前にぶつかりながら2時間過ごすとか。新幹線に乗るときとか公共機関を使うときは全部頭を下げなきゃいけないのとか、バスを降りる時に頭をぶつけたりとか、いっぱいあります。バスのミラーに頭ぶつけるから(笑)」
――高身長で良かったことは?
「良かったこと? なんだろ。特に……」
――いつから身長が伸びた?
「小学6年の春で163センチで、中学入学で172センチ。中学2年で181センチで、中学3年で193センチでした。あと、高校と大学合わせて3センチぐらい伸びて今196センチっす。成長しすぎて本当に怖くなりますよ。身長が伸びすぎて止まんないんじゃないかっていう恐怖心に駆られたことありますか? ないでしょ? 身長止まんないんじゃないかっていう恐怖に駆られたことありますか?(2回目)。怖いんだよ!!」
・小林珠維内野手
「グルメテーブルかけです。まず食べたい朝食を出してもらう。昼は練習次第ですけど、夜帰ってからのご飯が1番面倒くさいんで、それを一瞬で出してもらうためにグルメテーブルかけが欲しいです。毎日好きなものだけ食うっす」
――ひとり暮らしは食事が大変。
「マジで面倒くさい。やばいっす。僕、前までなんか作ろうと思ってやっていたんすけど、やっぱり外食が多くなる。マジでグルメテーブルが欲しい。マジで欲しい(切実)。今はカニが食べたいっす。あとはホタテを出してほしいっす。肉より魚派なんで、魚やったらなんでも好きです」
――お母さんのご飯とかも出してもらえますね。
「あ!? お母さんのご飯は食べたいっすよ。送ってもらうっす。それは送ってもらう。作り置きしてもらってちょっと送ってもらうっす。それいいな。そうしよう!! 企画とは全然別ですけど、お母さんに送ってもらう(笑)。いいこと思いついた。きょうお母さんに電話しよう(笑)。ありがとうございます!」
(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)