同級生の存在は特別「気を遣わずに接することができる仲間が増えた」
未来のホークスを担っていくZ世代の選手たち。多くの先輩たちにまじってアピールを続ける中で、同級生の存在は心の拠り所になることも。互いに刺激し合いながら、同じ時代を生きてきたからこそ築ける関係性もあるようです。
鷹フルでは今回、2000年度生まれのメンバーに注目。渡邉陸捕手に「同級生を何て呼んでいますか? 何て呼ばれていますか?」と質問してみました。仲間にだけ見せる素顔が次々と明らかになりました。
――木村光投手は?
「光(ひかる)です。最初は、春のキャンプで同級生会をしようってなって。お店で初めて会ったのかな」
――その場には誰が?
「春のキャンプは生海が離脱したのもあって、あんまり人がいなかったです。僕、(野村)大樹、(中村)宣聖、ジェシー(水谷瞬)、光、松本晴」
――木村光投手はどんな人ですか?
「よぉしゃべるっす(笑)。めっちゃしゃべります」
――奈良県出身ですが、面白い人ですか?
「ダラダラ系ですね、面白い系ではないです(笑)」
――バッテリーを組んで、投手としてはどう見ていますか?
「ピッチャーゴロにしても、バント処理にしても、絶対にランナーをアウトにしようっていう姿とか。お手本というか、いい姿を見せてくれます。めっちゃ気迫を感じます」
――松本晴投手は?
「晴(はる)です。高校が鹿児島(樟南高)で、顔とかは知っていたので。こっちに晴が入寮して、今年1月にこっちに来た時に話したのが最初ですね」
――アマチュア時代に対戦したことは?
「対戦はないですけど、知ってはいました」
――人柄は?
「ええ〜? あいつも出身は関西(大阪)なんですけど、晴はおもろい系ですかね」
――あまり感情が表に出ないイメージも。
「野球はあんな感じですけど、私生活はもっと笑っています。表情豊かです」
――まだ猫をかぶっている……?
「そうですね。やっぱりグラウンドの姿と、普段では違うと思います」
――吉田賢吾捕手は?
「吉田は、僕はヨシって呼んでいます」
――同級生の捕手はライバル?
「なんかあんまり、バチバチ感はないのかな、お互いに。けっこうしゃべりますよ。(人柄は)めっちゃいいやつです。何がって言われたら(わからないですけど)。人当たりがすごくいいです。晴もそんな感じですし」
――野村大樹内野手は?
「大樹は大樹です。あいつはメディアとかに出ている感じは真面目キャラじゃないですか。(高校も)早稲田実業ですし。全然ですよ。あんなん、ダメです(笑)」
――猫をかぶっているんですか?
「かぶっているというか、そういう(真面目な)ふうに取り上げられるので、あいつは。みんなそう見ているんですけど。すごく真面目でいい子、みたいな」
――渡邉陸選手が知る、野村大樹選手とは?
「(即答で)要領がいいです。頭もいいです」
――取材していても、いつも丁寧にハキハキと答えてくれる印象です。
「そんな感じですけど、あんまり私生活は、だらしないですね」
――部屋が汚いとか?
「寮の時は汚かったです(笑)。今は奥さんがいるので、家めちゃくちゃ綺麗です」
――水谷瞬外野手は?
「ジェシーです。性格は小さいことを気にしない。でもけっこう根に持つというか、言われたことは引きずるタイプですね。あいつはなんか、裏表がないというか。そのままです。言われたら落ち込むし、褒められたら気分良くなるし」
――感情がわかりやすい。
「めっちゃわかりやすいです。褒められて伸びるタイプですね」
――生海外野手は?
「生海(いくみ)です」
――天然な印象も?
「いや、天然じゃないですよ。バカです(笑)。生海は、最近は一緒にゲームしたりしますけど。野球大好きですね」
――バッティングはどう見ていますか?
「いいバッターですね。けっこう考えてやっていると思いますよ。考えていなさそうに見えますけど」
――渡邉陸は高卒5年目。ドラフトで大卒の選手も入ってきました。同級生はどんな世代ですか?
「4人しかいなかったので、なんというか、友達が増えたというか、仲間が増えたというか。気を遣わずに接することができる仲間が増えた感じです」
――何と呼ばれることが多いですか?
「陸ですね。高校の時は名字とか、ナベって呼ばれていて。こっちに入ってから、ワタナベがいっぱいいたので、下の名前で呼ばれるようになりました」
(竹村岳 / Gaku Takemura)