借金生活転落で首脳陣が探る“変化” 「『えっ?』っていうくらい」のテコ入れも
2回には2日続けてエンドラン失敗「動かないよりも動いたほうが」
ソフトバンクは27日、敵地・楽天生命パークでの楽天戦に1-7で敗れ、藤本博史監督が就任して以降で初の借金生活に転落した。プロ初先発となったルーキー松本晴投手が2回に2点を先制されるなど、4回途中5失点でKO。打線も楽天先発の荘司らの前に1点止まりに終わり、7月には最大で15あった貯金が2か月弱でなくなって借金に。4位の楽天に3タテを食らい、2ゲーム差に迫られた。
2回に松本晴が先頭の浅村に左翼線への二塁打を浴びた。1死三塁で岡島の打球は前進守備の後ろにポトリと落ちる適時打になって先制点を奪われた。小深田にも適時打を許して2点目を献上。4回にフランコ、太田、小深田に3連打を浴びて3点目を失ったところで松本晴は降板。リリーフ陣も、バックのエラーが絡むなどで失点してリードを広げられた。
深刻なのは打線だ。この日は5安打に加えて9つの四球を選んで塁上を賑わせたものの、奪った得点は1点のみ。2回には前日に続いて無死一塁、打者・柳町達外野手の場面でヒットエンドランを仕掛けたものの、二ゴロ併殺に。この策について森浩之ヘッドコーチは試合後に「同じ結果になったけど、動かないよりも動いたほうが、あれは普通に打ってもゲッツーだし。2日続けてゲッツーというのは流れが止まってしまったところもある」と振り返った。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)