心境を語ってくれた。ソフトバンクは18日、西武戦(PayPayドーム)に8-0で勝利した。柳田悠岐外野手が16号ソロを含む3安打2打点の活躍で、通算1500安打を達成した。試合後、囲み取材に応じた。一問一答は以下の通り。
――レフトスタンドへ、力強い打球だった。
「しっかり、いいスイングができたので。久々でしたけど、よかったです」
――試合中のコメントでは「松田さんが1500安打達成時にホームランだった記憶」だと。その意識はあった。
「残っていましたね、松田さんの1500本。テラスですよね、右中間らへんの。あれは覚えています」
――自分もホームランで決めたかった。
「無理やなって思っていましたけど、打った時は『まさか』とは思いました」
――展開的にもホームランを狙えるところだった。
「いいスイングしようと思っていました」
――1500安打とはどんな数字ですか。
「奇跡。はい。奇跡です」
――プロに入った時は考えられなかった。
「はい、もちろん。1本も打てないと思っていたので。よく打てているなって思います」
――逆方向への打球が久々だった。
「そうですね。本当、久々に打てました」
――何がいいと、ああいう打球が出る。
「なんですかね? わからないです。いいスイングですね」
――あと500安打で2000安打の節目に到達する。
「うーん、無理でしょう」
――毎回そう答えていらっしゃるので……。
「まあ1本1本、怪我なくやりたいなって思います」
――三塁打が出ればサイクル安打だった。
「かかっていましたね。間抜いたろっていう気持ちでいったんですけど、そんな甘くなかったです」
――9回2死は、どんな心境でしたか。
「緊張しました。『頑張れ!』っていう。守っていたらもっとやばかったと思います」
――千賀滉大投手、東浜巨投手の達成も見ていたと思うが、今日もいけそうな雰囲気があった。
「そんなには思わなかったですけど。本当頑張れっていう。チームメートとして応援していました」
――新人時代から指導を受けていたと思うが、藤本博史監督への思いはいかがですか。
「そうですね。まさか本当に、藤本さんも打てると思っていなかったと思いますし、びっくりしているんじゃないですか。当時の自分を知っているので」
――あと500本と、藤本監督も話していました。
「果てしなく遠いと思うので、やめる日まで一生懸命、向き合って頑張ります」
――試合前にはデニス・サファテ氏が声出し。
「久々に見たので、テンション上がりました」
――響くものがあった。
「響くというか、久々だったので。懐かしい気持ちと、すごくゲキを飛ばしてくれたので。ありがたいです」