バースデー弾の栗原陵矢が先輩に強烈“おねだり” 甲斐拓也が「イオンで探す」ものは?

ソフトバンク・栗原陵矢(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・栗原陵矢(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】

7月4日が27歳の誕生日…意気込みは「今日1日を健康に過ごすことです」

 先輩に可愛いおねだり? ソフトバンクの栗原陵矢選手が4日、27歳の誕生日を迎えた。新たな1年に抱負として「今日1日を健康に過ごすことです。目立つことなく頑張ります」と語った。試合前の練習中には「DREAMS COME TRUE」の「HAPPY HAPPY BIRTH DAY」が流れ、チームメートの祝福を受けていた。

 今季はここまで70試合に出場して打率.240、8本塁打、40打点。今の打撃状態は「ようやく、やっていることがハマりそうな感じがします。それが結果になるかわからないですけど」と少しだけ出口が見えてきているよう。「ボールの見え方とかが良くなっていると思います。(意識しているのは)しっかりとまず両目でボールを見ること。あとは自分のスイングプレーンを考えて、空振りを怖がらないように」と続けた。

 そして、報道陣に対して栗原選手自ら“お願い”が……。「甲斐さんが通ったら言っておいてください」。名前を挙げたのは、2021年の東京五輪でも侍ジャパンでチームメートとなり、公私ともに親交の深い甲斐拓也捕手。4歳年上で推定年俸2億1000万円の先輩と、こんな会話をしたと明かした。

「『ちなみに何が欲しい?』って聞かれたので『ちなみにキャリーケース』って言ったんです。そしたら『イオンで探すわ』って(笑)。『栗原くん期待していました』って言っておいてください」

 高級ブランド……ではなく、ショッピングモールで探すという甲斐なりのお茶目な回答。栗原は好みの色を問われて「いやいや、そこは大丈夫です。高そうなやつで」と、こちらからも強烈な“おねだり”を続けた。

 これを伝え聞いた甲斐選手本人は「そこまで言ってましたか?」と笑顔で反応。報道陣から「どうされますか?」と改めて確認され「いやいや、イオンで買います」と笑った。

 栗原はこの日の日本ハム戦に「6番・三塁」で先発出場。6回1死一塁の場面で伊藤の148キロを振り抜くと、打球は右中間テラスへ。見事なバースデーアーチとなり「とにかく集中して打席に入りました。しっかりと自分のスイングができたと思います」と球団を通じてコメントした。

 試合後、バースデーアーチは「人生初」だと明かした。それでもチームが敗戦したことで「全然関係ないです」と浮かない表情だった。誕生日当日を迎えた瞬間はまだ起きていたというものの「『誕生日だ!』とか、ならないですよ。普通です」。この日、PayPayドームを後にしたのは23時半頃。「あと30分ですね、もうすぐ終わります」と帰路についた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)