ソフトバンクの2軍は18日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグのオリックス戦に0-1で敗れた。先発の高橋礼投手は5者連続三振という絶好の立ち上がりを見せ、6回途中まで2安打8奪三振、1失点と好投。打線はオリックス投手陣の前に5安打で無得点に封じられた。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――いきなりの4番抜てきは打撃コーチの指名ですか。
「いや、俺! それは。抜てきっていうほどじゃないけど、一応A組でしたからね、彼は。3軍であれだけ打っているんで、力的には十分という判断でやりました」
――見た感じは。
「初見のピッチャーなんで、やっぱり。3軍のピッチャーは初見でも、多分対応できると思うんですけど、2軍になればやっぱり、そこそこの球を投げられた時には1打席での修正というのは難しかったと思う。でも1軍に行けば、それよりまだまだ良いピッチャーが来るんで、そこを打っていかない限り、この世界では飯を食えないですね。彼は雰囲気あるんで、バッティング練習を見ていても。だから、なんかこうどっしり構えて、レギュラーの道に進んでいってもらいたいなと思う選手の1人ですね」
――育成的な観点と期待も込めての4番。
「そうですね。期待でもないんですけど、今の2軍では別に彼が4番を打っていてもおかしくないだろうっていう判断でした」
――増田選手は先に(1軍へ)上がった。
「なんか連絡来ました。今日はこのあと東京に行くみたいです」
――最近はずっと結果を残している。
「もう内容はずっといいんで、いつ1軍に呼ばれても問題なかったんでね。誰と入れ替わるかまではわからないですけど、彼にとってはいい時期に呼ばれたってことが1番でしょう。悪い時だとかなかなか勝負できないんで」
――今の状態であれば代打でも十分。
「代打はそんな簡単なもんじゃないんでね。しかも、うちは別に代打の練習してるわけじゃないんで。でも、バッティングの内容、結果を含め、今の2軍では1番の選手ですよ」
――投手では椎野投手が回またぎ。先日は尾形が回またぎをしていた。
「全く一緒です。あれは尾形もまたしますし、結局ここのメンバーで1軍に呼ばれて、勝ちパターンに入るピッチャーは多分いない。バッターと違って、いきなり行ってスタメンというわけじゃなくて、行ったら敗戦処理とかビハインドとかからの投球で、なるべくピッチャーを使いたくない時にもう1イニングっていうのは、見ていたら絶対にあるんで」
「そりゃそうですよね。なるべくピッチャー注ぎ込みたくないんで。だったらこっちでやっておいた方がいいだろうって話をしているんで。まあ1軍に近そうな、そういうタイプのピッチャーは、週に1回ぐらいは(回またぎを)入れよう、週に1回、2週間に1回くらいはやっぱり入れていこうって話で。今日は椎野がやりました。今週また尾形がどこかでやります。ま、甲斐野よりはちょっと多いかもしれないですね、今の内容ではね」
――その3人が何かあったら中継ぎで。
「それプラス笠谷の今日のイニングまたぎもね。まあ、できればやらせておいてあげた方がいいですよねという話でね」