ソフトバンクは11日、本拠地PayPayドームで行われた日本ハム戦に4-3でサヨナラ勝ちした。延長10回に栗原陵矢外野手がこの日3打点目となる犠飛を放って決着。藤本博史監督は2021年5月11日のロッテ戦以来、2年ぶりに3盗塁を決めた周東佑京内野手のスピードを絶賛していた。試合後の指揮官のコメント全文は以下の通り。
――サヨナラ犠飛を打った栗原選手は今日3打点。
「そうですね、ここまではもう4番の働きっていうのは十分にしてくれていると思います」
――周東選手が3盗塁でした。
「1番に周東がいたら、フォアボールでも何とか塁に出れば、もう二塁打と一緒なんでね。どんな形でも走ってくれるんで、頼もしいですね」
――先発の石川が5回2失点という内容でした。
「ちょっと腰の張りがあったんで5回で終わったんですけど、しっかりと2点は取られましたけど、先発としての役割は果たしてくれてるんじゃないかなと思います」
――8回にモイネロ投手が初登板。1点でよく凌いだ。
「まあ今日が1軍の試合は今年初めてなんで、球の強さというのはあったんですけど、変化球の曲がりっていうところがまだ本人納得してないようなんですけど、十分これからもいけるんじゃないかなと思います」
――カード頭をとりました。
「今日の流れをそのまま明日に持って行きたいですね」
(ペン記者囲み)
――最後の場面、ノーアウト満塁で1人目で決められた。
「そうですね、一発で外野フライ打てるというのは、やっぱり栗原の状態がいいってことでしょうね」
――この前も2アウトから2本タイムリー。
「これがうちの課題だったんで、去年の試合の中で。なかなか得点圏で点にならないという。それが今年はね栗原がしっかり打ってくれているんで。その前のバッターも何とか繋ごうとして、柳田の最後の繋ぎのヒットなんかね、振り回すんじゃなくて何とか繋ごうという意識が出てるんじゃないかなと思います」
――周東選手の足はやっぱり凄い。
「脅威ですね、周東の足はね。あの速さはね……。そんな特別良いスタートでもなかったんですけどね。あれでも簡単にセーフなるというのは、1番で普通にやってくれれば、十分相手チームにとっては脅威じゃないかなとは思いますけどね」
――周東選手が1番に定着するのがベスト。
「当然1番がベースですけど、やっぱりある程度の出塁率っていうところも考えて出てもらわないとね。今日みたいな形でやってくれたら十分じゃないかなと思います。バッティングの状態もそんな悪くないんで、当分の間は1番で固定して1番を取ってもらえればいいんじゃないかなと思います」
――石川投手はそんなに重症ではない。
「腰の張りが4回ぐらいから出ていたんで、もう5回でやめるってことは決めてたんで。これから先が長いんで、ここで無理して長い離脱よりは、早めに代えた方が。球ももう5回は真っ直ぐが4キロぐらい落ちましたからね。ある程度(張りが)来てるんかなって。5回はもう途中で(リリーフの)用意もしていたんですけどね。一応、先発で本人も行くっていうことなんで、5回までは行ってもらうっていう形で」
――モイネロ投手は万全ではない?
「いや万全ですよ。もう2軍で投げて、しっかり回跨ぎもやっていますし。1軍で回跨ぎはさせませんけど、今日の試合前に話し合ったように、投げてみて状態悪かったら、津森も後ろ用意していたんで。二塁打、二塁打と打たれて、その後はしっかり押さえたっていうのは、やっぱりそれだけの力があるということですから。8回モイネロ、9回オスナっていうところは揺るがないですね」
――甲斐選手の肩もあった。
「流れを止めてくれるので、良かったですね。でも痺れますね。日本ハムの打線が本当に状態がいいのか、タイミングよく振ってくるんで、嫌な打線ですね。今年も侮れないね」