ソフトバンクは1日、本拠地PayPayドームでロッテと開幕第2戦を戦う。試合前に取材に応じた藤本博史監督は柳町達外野手の2軍降格を明かし「可哀想なことをした」と言及。わずか開幕1日で降格となった理由についても語った。指揮官の試合前コメント全文は以下の通り。
――大関投手は飛ばし気味にいってくれた。
「本当、大関の場合はあまり緊張してるかどうかわかんないタイプで、どっちかいうたら、マイペースでいけるタイプのピッチャーなんで開幕には向いていたんじゃないかなと思います」
――藤井くんもおそらく飛ばしていく。
「昨日、大関がいいピッチングしてくれているから藤井も頑張ってくれていると思います。まだ開幕ですからね、藤井も100球を目標にできたら、6回くらいまでいってくれたら最高かなって思っています」
――先発の1巡目は大体みんなそういう感じ。
「大体100球目指して、和田の場合はどうかな、もうちょっと少なくなるかもわかんないけど、とりあえず100球目指していこうかなと考えています」
――藤井投手はどんなタイプ。
「動じないタイプ。だいぶメンタルが強くなったんじゃないですか。広島時代はあまり強くなかったって聞いていたけど、去年8回の男でああいう緊張する場面で投げて、だいぶ強くなったんじゃないかなと思います」
――経験が自信に。
「経験と実績ですね」
――ガルビス選手が先ほど帰った。
「体調不良らしい。今、病院行っているでしょ。コロナじゃないですよ、熱は全然ないんで。下痢と嘔吐やったっけ」
――栗原選手は好調を維持している。
「去年の昨日怪我して、その前の年は1年間フルで頑張って、彼もやっぱり実績を作って『さあやろう』というところで怪我して悔しい思いをしていると思う。1年間しっかりリハビリとウエートとかやってきたのが出ているかなと思います」
――なかなか維持するのは難しい。
「そのうち下がってくると思うんですけど、まだ今はいい状態を保てているっていうことですから。1年間、間違いなく今の状態で行くはずはないと思う。どこかでやっぱり疲れが出たり、調子を落としたりすると思いますけど、いろいろ練習方法を考えて、1年間乗り切るためにやればいいんじゃないかなと思います」
――近藤選手が加入した打線はどうですか。
「昨日も1打席目からファウルで粘れているし、ヒットも出て、これからじゃないかなと思うし、近藤が2番に入ることで、実績を見たら相手にとって嫌な打線になってきているんじゃないかなと思います」
――種市投手は。
「強い球を投げる投手なんで、まず右バッターの外に来たら真っスラ、内に来たら真っシューと、球種は3種類しかないんですけど、なかなか嫌なピッチャーですね。うちのバッターはどちらかというと、少し動く球というか、そういうのを意識する選手が多いんで」
――柳町選手が登録抹消。外野手が多いのも理由。
「そうですね、今17人メンバーに入っていて、本当これも究極の選択だったんですけど、ガルビスが左の打席の状態がいいということで、シミュレーションした中で、上林も残っているわけで、代打に行くとしたらガルビス、上林の次になるのかな、と。一緒としても代走から行けるとなると誰かなと言えば上林だし、そういうことを考えたら17人でベンチ外になってしまうのかな、登録しててもね。ただ絶対必要な選手なんで、引っ張るんだったら先に抹消しておいたら、早く上がれる。10日で誰か悪くなったら入れ替えることもできるわけですから、わざわざ2カード目の先発投手を登録するまで引っ張る必要はないかなと」
――開幕して1日でかわいそうなことをした。
「かわいそうなことをしたけど、昨日も本人も納得して。ベンチ外だと実戦から離れてしまいますから。今日、神戸に移動すると思いますけど、2軍の試合で1試合でも多く実戦をやっておいた方がこっちに来やすいんじゃないかな、と。当然1年間このメンバーでいけることってなかなかないと思うんですよね。どこかで疲れが来たりとか、誰かが調子悪くなったりっていうのも当然あると思うんで、そういう時にすぐ来られるようにやってくれってことはお願いしました」
