逆転での開幕1軍は? 増田珠は「内容ずっと悪くない」 藤本博史監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

DeNAとのオープン戦で4-3で勝利…連敗を「4」でストップ

 ソフトバンクは17日、本拠地PayPayドームで行われたDeNAとのオープン戦に4-3で勝利した。先発の大関友久投手は6回3失点。9回に登板したロベルト・オスナ投手は3者連続三振で無失点に抑えた。打線では柳田悠岐外野手と栗原陵矢外野手が2打点ずつをマークした。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。

――先発の大関選手の内容は。
「うーん……うん! やね。要所は押さえてくれたけど、6回3点か。ちょっとヒットを打たれすぎやね。真っ直ぐでいこう、いこうと気持ちはいいけど、力でいくところともう少しかわすところも必要かな。そこはもうバッテリーの問題だから。それなりに球は強いので大丈夫です」

――球数も102球。
「100球いくって形でやっていたからね。100球で7回くらいまでいってくれたら最高だったけど。今日はボール、ボールから入るケースが多かった。それで狙われて、と。フルカウントから全部真っ直ぐでヒットにされている。その辺もバッテリーで考えてもらうところですね」

――嶺井選手は古巣が相手で打者のことを知っている。
「嶺井も相手のことを知っているけど、相手も嶺井を知っているじゃないですか。3回から変化球を交えてうまくかわしてくれたので、よかったんじゃないかなと思います」

――打線にも5試合ぶりの適時打が生まれた。
「11試合ぶりに犠牲フライが出て、チャンスで柳田が打ってくれた。こういう形が、100%とはいかないけど、確率が高くなっていけば、自ずとこういう試合ができていくんじゃないですか」

――タイムリーは気持ちいいんですか。
「気持ちいいでしょう。最初の一、三塁で点が入らないよりは。犠牲フライで1点、そういう犠牲フライを打ちにいった打ち方だからね。無理にヒットを打ちにいくんじゃなくて、高めの球を逆方向に、栗原の犠牲フライなんか最高によかったんじゃないかと思うし。柳田も逆方向にね。そういう気持ちで入ってくれたら確率が上がっていくんじゃないかなと」

――増田選手も2安打でチャンスを作った。
「内容はずっと、こっちに来てから悪くない。今日もランナー二塁でなんとか進めようと逆方向に打っているし(1回無死二塁で二直)。そういう野球勘は増田にはある。僕も2軍とか3軍でやってきたけど、すごく練習するし、努力もしてきて、野球勘というのもだいぶ養えているかなと思います」

――正木選手も2安打で左投手には今季も強そう。
「右も左も打ってもらわないと困りますけどね。左打者ばかりになってしまうからね。できるだけ右のところでも残り試合で使っていこうと思っているけど」

――柳田選手の状態は上向き。
「まだわからないですね。開幕には合わせてくれるでしょう。本人は絶不調と言っているけど、今日も2本でね」

――3回1死一塁でエンドランで右前打。
「エンドランじゃないよ。柳田にエンドランは出しませんよ。フルカウントだったから、スチールです」

――オスナ投手の投球は。
「完璧でしょう。まだまだ真っ直ぐのスピードも出てくるんじゃないですか。本人も全力でいっているわけじゃないからですね。コントロールがいいですね。先に追い込むのがね。ここまでは順調にきています」

――8回に登板した又吉選手も無失点。
「彼の場合はキレとコントロールで勝負だから。それが戻ってきている」

――正木選手の内容は。
「2本目はたまたまいいところに飛んだ。1本目はうまく打ったと思うけど、そういうので自信をつけていってくれたら。昨日も代打でヒットを打って、今日もスタメンでヒットが出たのは気持ち的にも楽になったんじゃないですか。残り7試合ですか、しっかりアピールしてもらって。スタメンで名前が出るようにやってくれたら」

――アストゥディーヨ選手は。
「札幌から呼びますよ。今日も満塁ホームランを打っているし、気持ちよくこっちでもできるんじゃないかな。向こうにいったらみんな打つんやね」

――ホーキンスに当たりがなかなか出ない。
「悩んでいるよ、今。珍しいよね」

(竹村岳 / Gaku Takemura)