ソフトバンクは5日、本拠地PayPayドームで広島とオープン戦を行い、3-0で勝利した。先発の東浜巨投手が3回4安打無失点と好投。新助っ人のロベルト・オスナ投手も実戦初登板で1回を3人で斬った。打線では上林誠知外野手が3打数3安打とアピール。育成2年目の川村友斗外野手も途中出場で2安打と結果を残した。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。
――現状は日曜日。そのまま降りていく。
「その方向で考えてます」
――初の実戦登板だったオスナ投手は。
「オスナはまだ全開じゃないし、今日初めて対外試合に投げているわけですから、そんなに力いっぱい投げてるような雰囲気でもなかったし。まだまだスピード上がってくると思うんでね。それでも貫禄ありますよね」
――考えているのを感じる。
「タイミングを外したりとかね。今日も1球だけだけど、ああいうのを去年ロッテでもやっていたんでね。考えながら投げてくれているんじゃないですか」
――守護神として信頼十分。
「もうそのために獲ってるわけですから、はい」
――上林選手が3安打。
「今日(試合前練習で)ちょっとセカンド(の位置)で見てて何か開きが早いなと思って、吉本コーチにちょっと言ってもらったら、すぐ直ったね。今日は何かタイミングも、間もしっかりと取れて、しっかりボールを見られていたんじゃないかなという感じがします」
――上林選手が状態を上げてくると面白い。
「より一層、激しい競争になってきますよね」
――上林選手が状態をあげれば、牧原大選手を二塁にする可能性もある。
「それは三森次第ですよね」
――上林選手が打ちましたけど、来週は親子ゲームに。
「行かせますよ。1試合で調子が良くなったっていうのは分からないもんね。いい感じで打ち出したのは確かですけど、それを続けるためにはやっぱり打席が必要だからね」
――セカンドにはガルビスも。今日も1本打った。
「右で昨日も大きなファウル打って、今日もフェンス直撃のツーベース打ったんで状態はいいんでしょうね」
――競争に。
「入ってきますよね。外国人だからといって、助っ人だからといって枠を空けてるとか、ポジションを空けているというのはないんで。いい状態の者を結局セカンドでもセンターでも、牧原(大)がいい状態で向こうに行きましたけど、いい状態で帰ってきたら当然、牧原(大)になるでしょうし、まあその辺は去年の実績も踏まえてのところも考えて」
――5回に今宮選手が粘って右方向を意識していた。
「あれは右打ちですよ。2ストライクまでは自由に打たせて、2ストライク後は右に打ってくれという。しっかりと右に打ってくれてランナー進められたんで良かったと思います」
――4回にはリチャード選手が併殺打。
「リチャードに進めてくれっていうのはないと思いますよね。あそこでリチャードのゲッツーはしょうがない。アイツにあまりサインを求めるところは、キャンプでは練習しましたけど、試合の中ではそこまで彼には求めるところはないんじゃないかな。しっかりと大きいのを打ってくれたらいいんじゃないかなと思います。だからゲッツーはしょうがない」
――育成の川村選手が2安打。
「『緊張しました』って言ってたけど、しっかりと芯で捉えて、いい仕事しましたよね。より自信になってきてくれたらいいんじゃないかなと思います」
――去年のキャンプでもA組に呼んだ。
「昨日も2軍の試合に出てたけど、やっぱりいいバッティングしてるし、今年も対外試合でホームラン打ったんでしょ? その辺も小久保監督からも聞いているし、まあいい経験だから、打席を野村大と増田に与えるためにこっちで経験させようかって、打席が少ない中で、何とか後ろの方で試合に出場させてあげれば、打席も1回ぐらいは回ってくるかなと。今日は2回(打席が)回って来て、2回結果出したんで良かったかなと思います」
――彼の良さをどう感じました?
「僕まだそんなしっかり見てないから全くわからないですよ。ただ、その2軍での結果とか見てる中で、やっぱり思い切りもあるし、ファーストストライクから振っていくっていうところもあるし、外野の守備は無難にセンターを守れるということで、こっちを経験させようということで呼んだんすけど、それでまさか結果残すとは思ってないんで」
――来週も1軍に?
「打てば、ずっと(1軍に)持っておきますよ。一応、(週の)真ん中ぐらいにはまだ野村とかあの辺の状態を聞いて、また入れ替えるところはあります。逆に今度、川村とか西尾くんとかに打席をあげなくちゃいけないし、そういう意味じゃ2軍の方が打席はもらえるんでね。そこはローテーションで回していきたいと思います」