三森大貴らが7日から2軍戦出場へ「平等は不可能」　藤本博史監督のコメント全文

――中村晃選手と今宮選手は。
「2人とも戻ってますよ。今宮は（スタメンで）出ます。中村晃は今日は途中から」

――三森選手は打席数立たせて復調を期待する。
「キッカケというか今日は（スタメンでは）出てないよ。これから状態を上げてもらわないといけない選手なんで、ここでずっと打てない、状態悪いままずっと使い続けても、他の選手もいるんで、とりあえず明後日ぐらいから朝から晩までの野球になるかな。2軍の試合に行って、こっちに戻ってくる。そういう刺激を与えてもいいのかなと思って、ちょっとそれは考えています」

――三森選手の他にも2軍戦に出る選手が。
「三森は3日間全部行ってもらおうと思っています、今のところ。あとは状態上がってない上林とかリチャード、柳町、渡邉陸、この辺も隔日で行ってもらう予定ではいます。小久保監督にもお願いして『3人ぐらい大丈夫か』ということを聞いたら『大丈夫です』ということなんで、その3人の中で三森は3日間入ってる予定ですね」

――三森選手の不振の原因については。
「誰もが1年間調子のいいときってないですから。絶対にスランプというのがあるんで、そのスランプが早く来たと思ってもらえればいいんじゃないかなと思う。去年1軍である程度レギュラーの土台作りっていうのはできたと思うんですよ。今年が勝負だと思うんです。その辺は本人も意識してると思うし、このままじゃダメだというのも本人はわかってることだから」

「さっきも話し合って、どうなのという話をしたけど、本人も『（2軍戦に）行きます』ということで、ニコニコしなからそういう話をできたので。あんまりシュンとされて、行かせるのも嫌だなと思っていたけど、気持ち良くちょっと憂さ晴らし、キャンプの続きじゃないけど、朝から晩まで野球やって、何かそこでヒントがあればいいかなと」

――2軍ではスタメン。1軍でもスタメンの可能性もある。
「あるかもしれないし、後からかも分からない。まだ20人いるんで、みんなをうまいバランスで使っていかないといけない。その中でもここまで三森は状態悪いからたくさん打席立てていると思うけど、オープン戦に入って中旬には絞り込まなくちゃいけないというところもあるんでね。やっぱりある程度、打席を立たせてやらないというところもあるんで、その辺はうまく2軍の試合、教育リーグを利用しながらやっていこうかなと思っています」

――打席数とのバランスは難しい。
「バランスと言っても、みんなが平等にはならないですよ、絶対に。それは去年1軍で実績ある選手たちが数は多くなると思います。若い選手はそんな平等な打席数なんて間違いなく与えられることはないじゃないですか。どこのチームでも若い選手は少ないチャンスをモノにして、レギュラーになっていくわけですから。正木なんかがいい例で、やっぱりモノにしてきていますよね。今状態もいいし、だから打席数が増えているだけであって、状態のいい人はやっぱり打席数も増えると思いますよね。全員が全員、平等に打席数を与えられるってことは不可能です」

――セカンドはガルビス？
「はい。彼も状態いいんでね。昨日3三振してますけど、今日は違うところを見せてくれるかな、そこも期待しています」

――古川投手は。
「今度、2軍で投げるみたいですよ。ピッチャーのところも、投手コーチが全部ある程度シミュレーションして、登板を予定してくれているんで。当然、先発候補はイニングがどんどん伸びていくし、その辺も100％平等にはいきません」

――川村選手、水谷選手、高橋純投手が合流。
「川村と西尾は一応、1軍の雰囲気の経験。これは小久保監督の推薦もあったし、1軍でプレーしてもそんな見劣りはしないということなんで、経験を踏まえた意味で呼んでいます。また中旬になったら、野村大樹とか増田とかと入れ替える可能性も十分ある。そこまで2軍で7試合か8試合あるから、そこで2人が状態いいって聞いたらまたそこで入れ替えたりはやります」

「とりあえずここにいるメンバー、キャンプでいたメンバーが1軍で1年間やってもらわないけない選手なんで、そこは入れ替わり入れ替わり、2軍であろうが1軍であろうが、打席数をとりあえず確保するということでやってもらわないと、練習だけじゃなかなか良い悪いってのは分からないんで」

――近藤選手は侍ジャパンでセンターやライトも。
「どこでもできるんでね。一応、うちのチームではセンターはあまり考えてないんで、レフトかライトってところですね。ライトは可能性ありますね。例えば柳田と近藤でDHを使うんだったら、ライトとDHという形になると思うんで。その辺もライトもできるって聞いているんで。ただセンターをやらせる予定はありません」