「また楽しみができた」 OP戦敗戦スタートも…藤本監督が手応えを感じたワケ

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

オープン戦が開幕…広島に0-2で敗戦

 ソフトバンクは4日、広島とのオープン戦(PayPayドーム)に臨み、0-2で敗戦した。先発の大関友久投手は3回無失点。打線は5安打に終わった。試合後に取材に応じた藤本博史監督の一問一答は以下の通り。

――先発の大関の内容は。
「初回は球が高かったけどね、強い球を投げているしゾーンで勝負できている。走者を出していても抑えられていて、良かったんじゃないかなと思います」

――藤井皓哉投手は3四球で2失点。
「一応今日は球数を少なくするというテーマでいったんですけど。厳しいコース、厳しいコースで。中継ぎをやっている時の雰囲気がまだ抜けていないところがあったのかな。でも球は強い球を投げているので。最後に打った野間か(6回2死二、三塁から2点中前適時打)。あれはうまいことフォークを拾った打ち方だし、元々決め球はフォークなので。真っ直ぐとフォーク。その球で勝負にいったんだから、仕方ないと思う。もう少し、球数を少なくするのを次回もやってもらえたら」

――本人は先発としてのペース配分に苦労している様子だが。
「まだ時間はあるので。まだあと何回か投げるでしょうから。修正はしてくれると思います。真っ直ぐで空振りを取れているのがね、収穫じゃないかなと思います」

――栗原陵矢外野手が2安打。
「キャンプからずっとね、悪くないですから。キャンプ1か月できたことと、これから上げていくところだけなので。悪いとかあまり、栗原の場合は見ていないので。普通にやったら普通に打ってくれると思っているので。そこは心配していないです」

――牧原大成内野手も2安打で5日からは侍ジャパンに合流する。
「いって、向こうでどういう使われ方なのかわからないですけど。ジョーカー的な使われ方になるんじゃないですか。自信をつけて帰ってきたらいいと思うし。今日2本打って、本当にいい形で向こうに入れると思います」

――相手先発は大瀬良大地投手で3回をパーフェクトに抑えられた。
「エース級のピッチャーがいい投球をしたら、そう簡単には打つ方は打てない。打てないからダメだというのではなくて、今度そういう投手がきたらどういうふうにやってくれるのか。また楽しみができたし、オープン戦は始まったばかりなので、そんなシュンとすることもない」

「ただ一つだけ、三振が13個か。そこはちょっと多い。2ストライクからの打撃をもう少しね。ただ打席に立って振るだけじゃなくて、球数を投げさせるとか。バッターによりますけど、クリーンアップを打っている打者がぶんって振って三振ならわかるけど、つなぐバッターがスイングして三振ならあまりよくない。もう一回反省して、明日も九里投手が投げるので。いい投手なので、早め早めに攻略できるようにコーチ陣に言っておきます」

――フレディ・ガルビス内野手もしぶとさを求めたい。
「バッティングの状態は、ガルビスは今いいのでね。いい中で、今日どういうバッティングをしてくれるかと思ったけど、今日はダメでした。ファウル(8回1死一塁で左翼ポール側に特大のファウル)は惜しかったけどね。

――右打席でも大きいのを打てそう。
「大きいのは期待していないので。つなぐ打者だと思うし、メジャーでもホームランバッターじゃないんだから、日本でもつなぐバッティング、走者を還すバッティングを意識してくれたら。そういうのは、功を奏して、去年が悪かった分、オフはしっかり練習してね。いい感じで打てているので、継続してくれたら」

(竹村岳 / Gaku Takemura)