左膝の怪我で「足遅くなった」…激走三塁打の栗原陵矢、不安乗り越え感じた“変化”

ソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】

ロッテとの練習試合で快勝…栗原陵矢外野手が2安打1打点の活躍

 ソフトバンクは28日「2023球春みやざきベースボールゲームズ」のロッテ戦に7-0で勝利した。「3番・三塁」で出場した栗原陵矢外野手は2安打1打点と結果を残した。一問一答は以下の通り。

(テレビインタビュー)
――バッティングを振り返っていかがでしょう。
「そうですね、ヒットが出たことは良かったと思いますし、あとは段々内容がちょっとずつ良くなっているのかなと思います」

――3回1死二塁で中前適時打。
「そうですね、あの打席は打った球っていうよりは、自分の中では2ボールからの見逃し方、3ボールからの見逃し方が一番良かったので。あんまりこう打ったからどうとかはないんですけど。あの見逃し方が一番良かったかなと思います」

――2本目は4回2死から、右中間を突破する三塁打。
「三塁まで走れて良かったです。だいぶ足ももつれたんですけど、久しぶりに三塁まで走れて良かったです」

――大丈夫かなと我々も思いましたが、実際どうでしたか。
「いや、足遅かったっすね。なんかこう走ってる姿をちょっと映像で見たんですけど。変な走り方していたので、もうちょっといろいろ気をつけながらやりたいなと思います」

――対外試合でまずしっかり結果を出せた。
「まだまだですけど、本当に対相手ピッチャーっていうのは、本当に打席をもっともっと僕は積まないといけないですし。もっともっと感覚が良くなるようにとは思っているので。結果というより、内容を良くしていきたいなと思います」

――栗原選手の中で特に詰めていきたいテーマは。
「守備ですね。まだまだ自分の中でもしっくりきていないことが多いですし、エラーもありますし、そういうところはしっかりと練習していきたいと思います」

――キャンプ中は自身の声が響いていた。
「響いていますか。そうですね。引っ張っていきたいなと思っています」

――今後に向けて。
「まずはオープン戦に入って怪我なくやりたいですし、開幕に向けて100%の状態で臨めるようにやっていきたいと思います」

(ペン囲み)
――三塁打の時は足のことが頭をよぎった。
「そうですね、気になりました。セカンドベースあたりから何かこう、いけるのかなみたいな。走れるのかなとか思いながら走りましたけど、はい、無事着けたので良かったです」

――スライディングもためらいなく。
「躊躇はありましたね。でもやっぱ滑る前は結構いろいろ考えながら滑ったって感じですね」

――当たり前ですけど大丈夫ですか。
「大丈夫です」

――できたっていうところで安心。
「そうですね。クロスプレーになったタイミングで、しっかりスライディングができたっていうのはよかったと思います」

――足の不安は、対外試合を重ねていく中で自然と消えるのを待つ。
「そうですね、もう本当にいろんな状況が起こったり、いろんな場面が来ないとそういう不安ってなかなか取れないと思いますし、それはやっぱりゲームじゃないとできないことだと思います。そういうものを繰り返しやっていけたら」

――走り方をちょっと考えたいとは、どういうイメージ。
「何か足が重たそうな、全然動いていない感じだったので、はい。そこはもうちょっとキレを出しながらやりたいと思います」

――数値的にも足は遅くなっている。
「ありますね。はい、筋力的にもそうですし、まだまだです」

――足のケアは。
「もう終わってから、球場に来る前も、いろいろマッサージしていただくこともありますし、ちょっと腫れぼったかったら冷やすこともありますし、いろいろやっています」

――三塁守備に関しては課題がはっきりと。
「スローイングに関しては本当にグラウンドは関係ないですし、自分の技術の問題だと思っています。捕ることに関してはちょっとまだ打球がそこまできていないのであれですけど。いろんな動き方であったり、いろんな打球があるので、そこはゲームでいろいろ経験したいなと思います」

――投手への声がけはどうですか。
「難しいですね。やっぱりいろんな性格のピッチャーがいますし、あまりゲーム中はいかない方がいいのかなとか、いろいろ考えてやってます」

――捕手出身で、そこは経験があるのでは。
「改めてサードから見るとまたちょっと景色も違いますし、はい。いろいろ考えてやります」

――声をかければいいというものじゃない。
「そうっすね、なんか、1人の空間に入っている投手もやっぱりいると思いますし、はい。あんまりそこを邪魔するようなことはしないようにと思っています」

――今宮さんが春季キャンプを通して栗原選手の姿勢を評価していた。副キャプテンとしての春季キャンプは振り返ってみて。
「何もないです。副キャプテンとしては全然、何もないです」

――松田宣浩内野手(巨人)がいなくなり、やっぱり率先して声を出していた。
「そうです。本当に一緒に若手を巻き込んで本当はやれたらいいんですけど、はい。そこはもうちょっと自分がね、頑張らないといけないのかなと思っています」

(竹村岳 / Gaku Takemura)