左肩の痛みに耐えた末の長期離脱… 木村大成の後悔と胸に期す2年目への決意
「今回も治ると思ったんですけど、だんだん悪くなってしまって…」
今年こそ1年間を通しての活躍を誓う。ソフトバンクの2年目・木村大成投手が、復帰に向けて歩みを進めている。ルーキーイヤーの昨季途中に左肩を痛め、リハビリを続けてきた。第5クールから筑後キャンプのC組となり、汗を流している。
「肩の状態は、まだ完璧とまではいかないですけど、強く投げ始めています。強く投げた力に肩の強さも合ってきていると思うので、ここからもっともっと上げて、不安なく出来るようにしたいです」と笑みを浮かべる。ルーキーイヤーは順調なスタートだった。3軍戦で頭角を現すと、早くも5月には公式戦での登板機会を得た。
ウエスタン・リーグ初登板で2回4奪三振無失点と堂々のデビュー。投げっぷりの良さを披露し、2軍戦6試合で7イニングを投げて10個の三振を奪った。その後は3軍に戻り、再び2軍昇格を目指そうというところで、左肩を痛めた。想定外の長期離脱。高校時代にも何度か肩を痛めたものの「その時はインナー(マッスルの強化)とかで治ったので、今回も治ると思ったんですけど、だんだん悪くなってしまって……」と痛みを我慢して投げ続けたことを悔やんだ。
(上杉あずさ / Azusa Uesugi)