リチャード&渡邉陸が2安打「これを続けてくれたらありがたい」
ソフトバンクの宮崎春季キャンプは23日、第5クール最終日を迎え、WBCキューバ代表との練習試合に5-2で勝利した。今年初の対外試合で高橋礼投手が3回1安打無失点と好投。リチャード内野手が2本の二塁打で1打点、渡邉陸捕手が2安打3打点と結果を残してアピールした。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。
――リチャード選手が2安打。
「リチャード、渡邉陸はいい結果を出しましたよね。これもアピールなんで、(リチャードは)紅白戦でもホームラン2本打って状態が上がってきてるっていうところで、シート打撃では全く悪かったんやけど、その辺でしっかりと気持ちを切り替えて、吉本コーチが付きっきりで最後までロングティーをやったり、渡邉陸もティーをやったり、吉本コーチを褒めてやってください」
――リチャード選手は初球から。
「どんどん今日はね、王会長も最初からああやって振って行ったらタイミングも合ってくるんだってことで、結果も出たし、これを続けてくれたらありがたいですね」
――物足りないと言っていた2人。
「しっかり結果も出したし、内容も良かったし、どんどんどんどん対外試合でこういう結果を出してくれたら、レギュラーも近いんじゃないかなと思います」
――栗原選手も最初の打席でヒット。
「栗原は一応ね、サードに慣らすっていう形で当分はサードでスタメンで使う予定なんで、疲れないようにね。疲れて足に来たら一番怖いんで、そこは考えながら使っていきたいと思います」
――投手の方は。
「高橋礼、良かったよね。テンポも良くて、ゾーンでしっかりと勝負できている。田上はちょっとボールが、制球が少し乱れたかな。緊張したのかな、というところ。松本(晴)も良かったね、先頭にデッドボール当てたけど。甲斐野はあの1ストライク2ボールからの3球目、今日はツーツーにしたんやけど、簡単に完全なボール球を投げるというところが治ってくれば。強い球は投げられるんだから、期待はしているんで、もう少しゾーンで勝負して、簡単にあれだけ速い球を投げられるんだから。キューバは特に速い球に強いから芯で捉えられているけど、自信持って投げてくれたらいいんじゃないかと思います」
――モイネロ投手は一安心。
「ツースリーからやっぱりゾーンで、どんどんどんどん粘られても勝負できてるんで、いいんじゃないですか。本人はまだ5割ぐらいって言ってましたけどね。5割であれだけ投げられるなら頼もしいですね」
――オスナも入って8回というところ。
「怪我だけせんように、キューバ代表で頑張ってくれればいいんじゃないですか。吉本コーチを褒めておいてくださいね」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)