鷹の開幕投手は大関友久に決定! 藤本監督が発表「コーチも満場一致で決めました」

ソフトバンク・大関友久【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・大関友久【写真:福谷佑介】

育成出身で3人目の大役、決め手は「ロッテと1番相性がいい」

 ソフトバンクの大関友久投手が3月31日のロッテとの開幕戦(PayPayドーム)で開幕投手の大役を託されることが21日、決まった。この日、藤本博史監督が明かした。育成出身での開幕投手は千賀滉大投手、石川柊太投手に続き、球団で3人目の快挙となる。

 宮崎春季キャンプ第5クール初日に行われた紅白戦で開幕投手候補に挙がっていた東浜巨投手、石川柊太投手が登板。その後、報道陣に対応した藤本監督は「大関くんでいきます。次のカードも考えて、オリックス戦とロッテ戦と、大関はロッテに1番相性がいいというところもあるんで、143分の1ですけど、大関に託そうかな、ということでピッチングコーチも満場一致で決めさせていただきました」と明らかにした。

 2019年の育成ドラフト2巡目で仙台大からソフトバンクに入団した大関は2年目の2021年途中に支配下登録を勝ち取ると、昨季は開幕ローテ入り。7月末までに6勝をマークするなど、急成長を遂げたものの、左精巣がんの摘出手術を受けて戦線を離脱。シーズン最終盤には中継ぎとして1軍に復帰していた。

 春季キャンプでは序盤から精力的に調整を続け、藤本監督や斉藤和巳投手コーチら首脳陣からも高い評価を受けていた。ソフトバンクでは2018年に千賀(メッツ)が育成出身選手で初めて開幕投手を任され、2019年、2022年と3度、大役を託された。2021年には石川が育成出身で2人目の開幕投手となり、大関が2人に続き3人目となる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)