ソフトバンクの宮崎春季キャンプは15日、3度目の休日を迎えた。藤本博史監督はオンラインで取材に応じ、16日から始まる第4クールからA組に合流する上林誠知外野手について言及。先発ローテの構想なども語った。指揮官の一問一答は以下の通り。
――紅白戦では田上投手も投げる。
「若い選手に関しては、B組から来る選手に関しては、昨日は高橋純平が来たし、どんどんチャンスはあるんで、いいところを見せてくれたらいいんじゃないかと思いますけどね。田上も大変期待している。いいところを見せれば、そのままA組合流というのも十分にあると思うんで、しっかりと自分のアピールをしてくれたらいいと思います」
――渡邊佑も投げる。
「みんな一緒ですよ。嘉弥真も、笠谷は先発の候補としてやっていますけど、リリーフもできるんで、競争してもらえばいいと思います」
――開幕投手はこのクールをリミットに?
「リミットにしているけど、どうなるか分かりません。他所の球団はちょこちょこ出てきているんですけど、なかなか絞りきれない。3人、4人というところで今も悩んでいるところなんで。2週目の金曜日が試合がない、次の週の木曜日が試合がない。そうなっているんで、後ろのことも考えたところでローテを組もうかと、大雑把なところで投手コーチとは話はできている。開幕投手に誰がいったらどういう形になるか、というところまで進んでいます」
――開幕が決まれば、その後ろも決まる。
「アタマの投手が決まれば、2カード目まで決まると思います」
――このクールでの絞り込みは。
「まだ絞るとかは全く考えていないです。3月2日まで試合がありますけど、そこまでは今のままのメンバーで行って、帰ってからですね」
――先発候補が12人と。
「あくまでも候補が12人というところで、1年間、長丁場で考えれば、6人でスムースに行くことはまず間違いなくないと思うんで。枠から漏れたら2軍で先発してもらっていつでもいける状態を作ってもらう、あるいは6人決まっても、こことここが不安だな、というのがあれば、そこに合わせて2軍で作ってもらう。そういう状態で開幕は行こうと思っています。12人の候補の中で、今の状態だったら10人くらいかなというところですかね」
――日程も間隔が空くが、開幕ローテは6枠?
「1週目は6試合あって、次の週は5試合。1人が飛んでしまうわけですから、6人で最初の1か月は回れるんじゃないかな。ただ、そこの予備は作りますよ、当然ね」
――6人から漏れた先発投手は中継ぎに回ることも。
「はい、それでいいと思います。中ロングも1人作らないといけないし、中継ぎできる人が中継ぎに入ることもあります。全部が全部そういった形は取らないと思います。1人なにかあった時にすぐ先発に回れるように2軍で調整ってことも当然考えておかなくちゃいけないですよね」