開幕投手候補は第3クールで「3人に絞る」 藤本監督が挙げる5人の名前 一問一答

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】

開幕投手候補に和田毅 藤本監督「僕の一押し」

 ソフトバンクの藤本博史監督が10日、オンラインで取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。

――第3クールには実戦が入ってくるだけに、競争も激しくなる。
「練習だけでは決めかねるところがあるので。実戦で結果、内容を見ていきたいと思います」

――紅白戦は最終日(14日)ですか。
「はい」

――開幕投手を決めていく中でどういうところを見て決めたい。
「結果、内容もそうだけど投手コーチとも相談して。投手コーチは第4クールまで延ばしたいと言っていたので。ブルペンでは5、6人くらいかな。その中で絞って、第4クールくらいまで延ばせませんかと言われています」

――NPB2年目を迎えたフレディ・ガルビス内野手はどう見ている。
「ちょっとパワーがついたかなというところです。オフは一番練習してきたと言っているので」

――表情はどうでしょうか。
「あまり、変わらないかなと思っていますけどね」

――周東佑京内野手はセカンドに取り組んでいるが、セカンドの競争にも入ってきてほしい。
「セカンドをやりながら。外野はもうできるので。セカンドは三森と、野村勇あたりと競争しながら。複数ポジションというところですね」

――開幕投手は第3クールまでに決めたいと言っていたが、第4クールになる可能性も。
「明日からの4日間を見て、投手コーチが絞れるなら決めたいけど。延期してほしいということなら、第4クールまで延ばそうかと思っています」

――開幕カードのロッテ戦を終えたら、次はオリックス戦。そのカードも意識して開幕ローテは決めたい。
「一応、ロッテに相性がいい、オリックスに相性がいい、オリックスに相性がいい投手はいなかったけど。そこは考えながらやっていますけどね」

――相性以外の部分で、開幕投手を託したいと思えるところは。
「思いはね、結局去年なら千賀ですぐに決まったけど。今年なら東浜、石川、大関、俺は一押しの藤井も考えている。で、和田。僕の中では5人ですね。投手コーチの中にはもう1人入っているんですけど、最低、明日からのクールで3人に絞ろうかなとは考えています。1回悪かったら、開幕投手がダメだとか、それもちょっと選手には厳しすぎるかなというのもあるので。第4クールになるかな、決まるのは。僕の一押しは藤井くんと和田です。これは僕だけの一押しですよ」

――「一押し」の理由は。
「オリックスに相性がいいというのとね。大関もいいけど。3周目(カード目)、金曜日に試合がないのがすごく引っかかってくる。その次も1つ空くというのが。ローテーションが崩れてしまう。大関なら中7日でいって、それで後ろも崩れてくるしね。その辺を考えて、どするかというところですね。約1か月、6試合6試合で続いてくれたらいいんですけど。3周目の金曜日に試合がないのがちょっと引っかかってくるんですよね」

――和田と藤井を推しているのもそこが理由。
「和田の場合は2、3回投げたら間隔を空けるっていうね。去年もそうやったと思いますけど。(今季も)そういう間隔でやろうという話は投手コーチとしているので。2回投げたら1回飛ばせるかなとは考えていたんですけど。和田くんと話し合ったら『僕じゃないでしょう』とオフの時に言われたし。でも今、和田はそういうつもりで作ってくれているので。和田になる可能性もあるし。今のところ、誰というのは決めかねていますね」

「石川もいい球を投げているし。東浜も、1球1球ブルペンを見る限り丁寧に投げているので。なかなか、本当に絞りづらいです」

――最終的な決め手は、実戦での結果を見てから。
「実戦でどういう内容か見てもらって。あとは投手コーチが一番近くで見ているので。投手コーチの2人の意見を重視したいとは思っていますけどね」

――城島健司会長付特別アドバイザーと練習している野村勇の変化は。
「だいぶコンパクトになってきたかなと思っています」

――彼に目指してほしい打者像は。
「一発が打てる打者ですね」

――第3クールには上林誠知外野手や武田翔太投手らのA組合流の可能性を話していたが。
「(近藤健介外野手、甲斐拓也捕手、周東佑京内野手が)WBCにいってからですね」

――第4クール以降。
「はい」

(竹村岳 / Gaku Takemura)