ソフトバンクは1日、宮崎市内の生目の杜運動公園で春季キャンプをスタートさせた。左膝前十字靭帯断裂の大怪我からの復活を目指す栗原陵矢外野手は今季から副キャプテンに就任。真新しいユニホームには銀の刺繍で“副キャプテンマーク”が……。キャンプ初日を終えた栗原のコメント全文は以下の通り。
――柳田キャプテンからは。
「いや、見てないんじゃないんですか。見てないと思います」
――選手から声をかけられたりしましたか。
「そうですね、いろいろ今宮さんもそうですし、コーチの方も見ていただきました」
――キャンプをフルでやるのは去年以来。
「本当に不安なく1日できましたし、なにかまた違った気持ちでスタートしたなっていう感じは自分でもしています」
――疲労度に関しては。
「疲れました、はい」
――全体練習後もトレーニングを。
「トレーニングメインでやりました」
――オフから今日を1つの目標にトレーニングしてきた。
「自分の中で『さあ今日から』っていう気持ちよりも、自主トレの延長ぐらいで、そこまで自主トレも変な気持ちでやっていたわけでもないですし、キャンプのような1日を過ごしてきた中での今日もそういう日だった。そこまで今日からもう1回気合いを入れるとかもなかったですし、いつも通りの1日ができたかなと思います」
――近藤選手とも率先して会話をしていた。
「もともとオリンピックで仲良くさせていただいたので、あんまりそういうことよりもシンプルに打撃のことであったりいろんなことを聞きたいなっていう気持ちが大きいですね」
――アメリカ自主トレでの成果は。
「いやぁ、まだですね。打っててもそこまでしっくりは来ないですし。体の面ではちょっとずつ強さというかが出てきていると思いますし、走ってる感じも、そこまで自分の中では変な感じはしていないので、そういうところはちょっとずつ成果が出てきているのかなと思います」
――足のことも考えてアメリカへ。
「そこも一つの目的でしたし、あとは本当に自分の知らない世界であったり、世界のトップの選手たちがやっているトレーニングであったり、そういうのを見て学びたいなっていう気持ちが一番大きかったですね」
――なかなか感じられない刺激があった。
「刺激だらけでしたね。本当に何をしててもすごいなというか、圧倒されました」
――パワーだとか?
「単純にパワーというより体の本当に芯の部分が強いなと感じました」
――藤本監督との会話で笑顔が。
「いや、副キャプテンマークでしょ。笑ってました」
――今年は三塁手に挑戦。
「ないですよ。常にどっちも100%でいかないといけないので、そこの2つは本当に自分の中で割り切ってやりたいと思いますし、どっちにとかもないですね。本当に去年1年間やってないんで、どっちでもしっかりやらないといけないです」
――膝の怪我といえば、小久保さんが克服している。
「不安ですよ。だからやっぱりあそこまでできるっていうことももう証明されてるわけですし、そこまでだから自分がしっかりやらないといけないなっていうのは、不安はあります。意識していかないといけないところではあります。プレッシャーあります、もちろんあります」