ソフトバンクの中村晃外野手、渡邉陸捕手、育成の早真之介外野手が10日、福岡市内で行う自主トレを報道陣に公開した。正捕手を狙う渡邉陸捕手がこの日語ったコメント全文を以下に紹介する。
――具体的に強化したいところは。
「ミスショットをなくして、できるだけ多く芯で捉えて、いい打球を打つということです」
――練習量も多くする。
「振る量は落としたくないんで、今はしっかり量を振っています」
――今年も中村晃選手の自主トレに参加。
「去年はコロナで1週間ぐらいの参加だったので、なかなか物足りないというか、そういうところもありましたし、やっぱり晃さんの姿というか技術を盗みたいなっていうのがあったんで今年もお願いしました」
――盗みたいところとは。
「食生活からトレーニングから、全てにおいてどういった生活をしているのかというところは気になっていたんで。技術的なところも含めてですね、全てにおいていろいろ聞いています」
――質問していますか。
「はい、結構しました。打席での考え方、こういう場面ではどんな考えをしてますか、とかそういったことをいろいろと聞いています」
――今年はどういった年に。
「5年目なんで、大学卒業1年目(と同じ年齢)というのもありますし、やっぱり1軍に定着しないといけないなって思います。甲斐さんの次っていうところがやっぱり早く出てこないと強くならないと思うので、今までで一番いい年にしたいなと思います」
――キャンプでどういったアピールを。
「やっぱりバッティングで、頭一つ抜けるようにアピールしたいなと思います」
――今シーズンの目標は。
「今シーズンは60試合以上出場して、リーグ優勝、日本一になれるように頑張りたいと思います」
――60試合以上はどこのポジションで。
「キャッチャーとして、レギュラーを取れるようにと思ってやっています」
――打撃練習ではバットのヘッドを意識していた?
「そうですね、ちょっと今ヘッドが思うように出てきてなかったので、今日はより落としながら打つじゃないですけど、いいときの打ち方を意識しながら今日は打ちました。ヘッドの重みを使ってバットを走らすという感じです」
(ペン記者囲み)
――シンプルな打撃とは?
「シンプルな考えで、変に考えすぎないで体の動く通りにバットを動かすという感じです」
――最短距離でバットを出すとかではなく?
「物理的な動きを意識して、ということですね」
――昨年はそれが安定しなかった?
「シーズン中に悪くなってきたら、ちょっとフォームが変わってポイントがズレてというのがよくあったので。そこをなくすためにシンプルな考えを持っておけば、悪くなってもそこに戻れるかなと思ってやっています」
――中村晃選手と話す中で、自分の中になかった考え、参考にしていきたい部分は。
「それはたくさんありました。ちょっと言えないですけど」
――食生活の部分も質問している。
「質問もそうですし、栄養士さんの方の食事を朝昼晩いただいています」
――何か意識的に摂っているのか。
「タンパク質の中でも動物性、植物性というのもあるんで、そういった栄養素だったりを考えながら食べています」
――体重は増やしたい。
「そうですね、体重を増やしながら、かつ動ける体っていうのを作りたいなと思います」
――今は何キロくらい。
「今が89キロぐらいなんで、92、3キロでキャンプに入れたらなと思います」
――去年のホームランは自信になった。
「1軍のピッチャーでも打てるという自信にはなりました」
――守備面の練習は。
「キャッチングとかスローイングとか、キャンプでやっていたことを今は継続しています」
――昨年は2割7分、20本という話も。今年は中村晃選手にお願いは。
「ちょっと何か言わされちゃいました、記者の方に(笑い)。まだ(お願いは)してないですね。これからちょっとお願いしようかなと思います」
――去年の自主トレは全部がキツいと。
「いや今年は去年になかった食事ってのが入ってきているので、結構キツいです」
――試合に出る体力は。
「去年2軍でも結構出させてもらって、試合に出るっていう体力は少しはついたかなと思うんですけど、でもやっぱり143試合出るという体力はまだまだないと思う。この自主トレ、キャンプの中で少しでも体力をつけていきたいなと思います」
――ホームラン数、ヒット数で目標は。
「ホームランは4本。去年3本だったんで4本です」