野村勇が大先輩に挑戦状「今宮さんに勝ちたい」 万能選手が遊撃奪取に挑む胸の内
「重点的にショートをしっかり守れるようになって、勝ちたいなと思います」
大先輩へ挑戦状を叩きつけた。ソフトバンクの野村勇内野手が7日、久留米市野球場で牧原大成内野手らと行っている自主トレを報道陣に公開した。ポジションのこだわりを問われて「基本、内野で勝負したいと思っているんですけど。重点的にショートをしっかり守れるようになって、今宮さんとしっかり競争して、そこで勝ちたいなと思います」と宣言した。
昨季、チームはオリックスと同率ながらも直接対決の差で優勝を逃して2位に終わった。今季に向けて藤本博史監督はレギュラー白紙を強調してきたが、今宮健太内野手は昨年130試合に出場して打率.296、7本塁打。ベストナインにも返り咲くなど、数字でも存在感でもチームを引っ張った。指揮官が白紙と言えども、最もレギュラーに近い選手の1人だ。
大型補強でどのポジションも競争は熾烈だが、野村勇は遊撃競争にはっきりと「勝ちたい」と言い切った。2023年はすでに栗原陵矢外野手が三塁専念を明言。二塁も三森大貴内野手や周東佑京内野手らがポジションを奪い合い、遊撃&三塁ならフレディ・ガルビス内野手も控えている。
(竹村岳 / Gaku Takemura)