投手歴わずか1年でプロ入り 育成ドラ5岡植純平の魅力は「身体能力が高い」

ソフトバンク育成5位・岡植純平【写真:福谷佑介】
ソフトバンク育成5位・岡植純平【写真:福谷佑介】

身長178センチ、体重70キロと大柄ではないが、身体能力が高い

 ソフトバンクに来季も新たな戦力たちが加わる。12月5日に行われた新入団選手発表会見で支配下6選手、育成14選手の計20選手がお披露目された。育成ドラフト5位の岡植純平投手は投手経験わずか1年ほどでプロから育成指名を受けた将来性豊かな右腕だ。

 兵庫・姫路市の出身で姫路市立広畑中時代は軟式野球でプレーし、飾磨工へと進んだ。高校時代も当初は内野手。本格的に投手をやるようになったのは2年生の春から。自身が望んだわけではなくチーム事情によってで、それも内野手と兼任しながらだった。それでも真っ直ぐは最速145キロを誇り、変化球もスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを持つ。

 わずか1年ほどの投手経験だが、担当の稲嶺誉スカウトは「投手経験は浅いものの、キレのあるスライダーが魅力。身体能力が高いため、ストレートの威力が増してくれば鍛え甲斐のある投手」と評価する。身長178センチと上背はないものの、遠投110メートルなど身体能力の高さが魅力だという。

 まだ体重も70キロと細身で「体が細くて、周りの選手に比べたら小さい方。体作りをしていったら、どう変わるのか自分の中でも楽しみ」という岡植。プロではまずじっくり体づくりに励み「80キロくらいは欲しい」と語る。プロで欲しいタイトルは「最優秀防御率」。じっくり焦らず成長を目指していく。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)