渡邉陸は250万円増の850万円でサイン 来季は開幕スタメン獲りへ挑戦「大関さんと」

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・渡邉陸【写真:福谷佑介】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・渡邉陸【写真:福谷佑介】

オフの課題は守備「投げることも、捕ることも、止めることも全てレベルアップ」

 ソフトバンクの渡邉陸捕手が2日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の600万円から250万円アップの年俸850万円(金額は推定)でサインした。

 2018年の育成ドラフト1巡目で神村学園高からソフトバンクに入団し、昨季途中に支配下に昇格していた渡邉陸。5月24日に1軍初昇格を果たすと、同28日の広島戦でプロ初スタメン。1打席目にプロ初安打初本塁打となる3ランを放つと、続く打席でも2打席連続のソロを放ち、衝撃的なデビューを飾った。

 7月7日の楽天戦でも2ランを放ち、今季は20試合に出場して打率.273、3本塁打9打点の成績を残した。打撃面で結果を出した一方で、守備面には課題を残しており、オフの課題に「守りの部分を伸ばすということを重点的にやっていきたいと思います。投げることも、捕ることも、止めることも全てレベルアップしたい」と挙げた。

 今季、主にコンビを組んだ大関友久投手が開幕投手に名乗りをあげており「キャンプの時から大関さんと開幕狙おうな、と話していた」と語り、開幕スタメン獲りを宣言。他のポジションではなく捕手として「最低でも60試合に出ること」を目標に挙げていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)