椎野新は現状維持の1900万円でサイン 来季は先発も視野「長いイニングを」

契約更改を行ったソフトバンク・椎野新【写真:代表撮影】
契約更改を行ったソフトバンク・椎野新【写真:代表撮影】

課題は「シーズンで登板過多になるとガクッと落ちてしまう」

 ソフトバンクの椎野新投手が25日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季から現状維持となる年俸1900万円(金額は推定)で契約を更改した。今季1軍で18試合に登板した右腕は来季に向けて「コーチから先発、長いイニングを含めてやろうと言われている」と明かし、先発も視野にオフの準備を進めていく。

 2017年のドラフト4位で国士舘大から入団した身長196センチの長身右腕は今季、6月に2度目の1軍昇格を果たすと、勝ちゲームでマウンドを任されることも。ただ、8月に新型コロナウイルスに感染して登録抹消となり、その後の1軍復帰はかなわなかった。

 今季を振り返り「投げる体力が足りてなくて、シーズンで登板過多になるとガクッと落ちてしまう」と課題を挙げ「その差を失くしたい。投げ込みを多く、キャンプまでも結構投げ込もうと思っています」と、オフの練習プランを明かした。6年目となる来季は「開幕1軍に入って、長いイニングを投げられるようにしたいです」と目標に掲げていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)