海野隆司は150万円増の1300万円 オフは“甲斐塾”を卒業「ライバルなので」
「勝っていかないといけない。一緒のことをやっていても勝てないので」
ソフトバンクの海野隆司捕手が25日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸1150万円から150万円増となる年俸1300万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。今季47試合に出場した海野は今オフ、甲斐拓也捕手と行ってきた自主トレを“卒業”し、1人でトレーニングに励む考えを明かした。
2019年のドラフト2位で東海大からソフトバンクに入団。今季は正捕手の甲斐に続く2番手としてシーズンの大部分を1軍でプレー。11試合でスタメンマスクを被るなど、キャリア最多となる計47試合に出場して打率.167、1本塁打4打点の成績だった。
来季の契約を結び「1年ほとんど1軍で試合に出たり、見たりして、1軍の中で多く出られたのは良かったと思います。今年の最終戦の前、10月1日、あそこの試合で優勝できなかった悔しさは感じました」と今季を回顧。今オフはDeNAから嶺井博希捕手も加入し、競争が激しくなる中で「拓さん、嶺井さんに勝っていかないといけない。そこに食らいついて春からアピールして行きたい」と語った。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)