野村勇が松田宣浩の後継者に名乗り「5番が似合う選手に」 オフは“熱男塾”入門

契約更改交渉を行ったソフトバンク・野村勇【写真:福谷佑介】
契約更改交渉を行ったソフトバンク・野村勇【写真:福谷佑介】

松田が今季まで背負った背番号5を「着けたいと思っている」

 ソフトバンクの野村勇内野手が24日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸から倍増超えとなる1300万円アップの年俸2500万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。来年1月は今季限りでソフトバンクを退団し、巨人入りが決まった松田宣浩内野手の自主トレに入門。先輩が背負った偉大な番号の“後継者”に名乗りをあげた。

「(将来的に)5番を着けたいと思っているので。5番が似合うような選手になりたいと思っています」

 現在は99番を背負う野村勇。ルーキーイヤーの今季は球団の新人最多本塁打記録に83年ぶりに並ぶ10本塁打、さらに10盗塁もマークし、2桁本塁打と2桁盗塁を達成した。スタメン起用に限らず、終盤の代走や強肩を生かした守備固めなど、幅広い起用でベンチの期待に応えた。

 飛躍の2年目に向け、松田に自主トレをお願いした経緯として「シーズン中からいろいろベンチで話してもらって、いろいろ勉強になったので。野球だけじゃなくいろいろなことを吸収して。来年につなげていきたい」という野村勇。現在、9番を背負う柳田も入団時は44番。7番を背負う中村晃は60番と、ホークスの1桁番号は結果を残し、レギュラーに近づいていく選手が受け継ぐことが多い。

 松田はホークスでの17年のうち15年間、5番を着用してプレーした。もちろん、もっと圧倒的な結果が必要であることは野村勇が一番分かっている。将来的な背番号5の後継者として、来季の目標に「30本くらい打つために練習しておきます。20本とかいっていたら打てなくなりそうなので。30本目指してこのオフ練習します」と、30本塁打と30盗塁を掲げていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)