鷹・和田毅、藤本監督に“6回続投”を志願 迫る2000投球回は「通過点にして」

ソフトバンク・和田毅【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・和田毅【写真:米多祐樹】

今季終盤は5回限定で登板していたが、来季は「最低でも6回は」

 ソフトバンクの和田毅投手が23日、「ベースボールキッズ2022」で山口県の周陽中を訪れた。この日は生憎の雨模様で、周南市野球場から同中の体育館へと会場が変更に。子供たちと野球を通じて触れ合った左腕は、シーズン終了後に藤本博史監督に6イニング目の続投を志願したことを明かした。

 和田はこの日「来年は『5』じゃなくて『6』、最低でも6回はいけるように、とは監督にも言わせてもらったので。そういう気持ちは持っていかないといけない。そこは年齢関係なく自分も上を目指していきたいですし、それにチャレンジしていかない限りは自分としてはダメになっていくと思うので」と語った。

 今季終盤の和田は投球内容や結果に関わらず、首脳陣の意向もあって5回を投げ終えたところでマウンドを降りていた。事前に5回まで、と決めておくことで、自分の役割をはっきりとさせて全力で投球してきたが、その一方で投手としての物足りなさも。「それが1イニング増えるだけで監督としても使いやすくなる。監督の求めているものを出していかないといけない」。飽くなき向上心を持ち続けてきた和田らしい直訴だった。

 今季の最長イニングは6月12日のヤクルト戦、同19日の楽天戦(ともにPayPayドーム)の6イニング。残り26回2/3でNPB通算2000投球回に到達する。「そこは通過点にしていかないといけない。(来季の)最初の方で通過していきたいと思います」ときっぱりと約束した。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)