“熱男不在”の来季へ「不安しかない」 大人になった今宮健太が語った覚悟
藤本監督も認める成長「甘ちゃんなところがなくなった」
14日で第3クールが終わったホークスの宮崎秋季キャンプ。若鷹たちが連日ハードな練習をこなす中で、藤本博史監督が「大人になりましたよ」と感心していたのが、免除されていたこのキャンプに志願して参加した選手会長の今宮健太内野手だった。
今季はレギュラーが確約されていない中でキャンプを迎え、新助っ人のフレディ・ガルビス内野手らとの競争を制してスタメンの座をつかんだ。持ち味の華麗な守備はそのままに、課題とされていた打撃面では、コンパクトなスイングを徹底してシーズンを戦った結果、キャリアハイとなる打率.296をマークした。ここ数年悩まされてきた怪我もなく、2017年以降で最多となる130試合に出場した。
選手会長としてもチームを引っ張ってきた今宮の成長を感じているのが、藤本監督だ。第3クール最終日となった14日には「今までは、だいぶまだ子どもやなっていう感じで、あまのじゃくって感じだったけど、今はもう本当にチームを引っ張ろうという、選手会長で頑張ってくれているんじゃないかなと思います。もう甘ちゃんなところがなくなった。ちょっと大人になって、チームを引っ張る意識が強いな、と感じました」と目を細めている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)