17日に、球団から来季の契約を結ばないと通達されたソフトバンクの真砂勇介外野手。2012年のドラフト4位で西城陽高(京都)から加入し、10年目だった今季は1軍出場29試合に終わった。“ミギータ”の愛称で期待されていたものの、構想外を伝えられた真砂が語ったコメントは以下の通り。
――今後への考えは。
「そうですね、やっぱりまだ体は元気ですし、NPBで他の球団が僕のことをどう評価してくれているのかっていうのは聞きたいですし、挑戦できるうちは挑戦したいと考えています」
――トライアウトの受験も視野。
「そうですね。受けてどうなるかっていうのはこれから先分からないですけど、挑戦し続けたいなっていうふうに思っています」
――2軍では結果が出ているけど、1軍だとなかなか結果が出なかった。
「難しいですね。2軍でできたことを1軍でできていないっていうのは、何かしら原因があると思いますし、そこの課題、直すところの答えがまだ見つかっていない状態なので。それも含めて不完全燃焼だなっていうふうに思っていますし、それを探して頑張りたいなって思っています」
――答えがもう少しのところにあるんじゃないかっていう気持ちもある。
「そうですね、2軍で3割打てているっていうのは1軍、2軍のレベルは違えど、自信になる部分ではありましたし、こういう世界にいられることの幸せっていうのを今、少しずつ実感が湧き始めている頃なので、ボロボロになるまでやりたいなっていうふうに思っています」
――下では1軍での経験があるピッチャーからも打ってきた。
「自分との戦いだったなって。場所と環境が違うことで、自分をちょっと苦しめている部分も、考え方ではありましたし、対戦ピッチャーがどうとかっていうよりも、自分との勝負に負けたのかなっていうふうに思います」
――柳田選手とは自主トレもして連絡等はまだ。
「一応、昨日、球団事務所に呼ばれましたっていうふうには連絡はしたんですけど、詳しい話はまだ何もしてないです。これからちょっといろいろ報告したいなって思っています」
――何らかの結果で恩返しがしたい。
「そうですね、やっぱり一番お世話になった先輩だというのは間違いないですし、恩返ししたい気持ちもあります。ユニホームが変わっても、同じNPBでいる限りグラウンドで会うと思うので、まず、そこを目指してやりたいなというふうに思っています」
――やるからにはNPBしか見ていない。
「そこはまだちょっと決まってなくて、これから先の人生の方が長いっていうのもありますし、自分のやりたいことっていうのもありますし、そこの気持ちの整理がまだできてないっていうのはあります。まずはNPBでっていうところですね」
――ホークスに対しての思いは。
「いや、もう10年間、厳しい世界だなってずっと思ってここまで来て、楽しいこともありましたけど、もう本当、思い返すとつらいことばかりで。いろんな人に支えられながらやってこられたのかなっていうふうに思いますし、今こうやって後輩たちが1軍で活躍する姿を見て、頼もしいじゃないですけど、僕が言うのも変ですけど、そういうふうにちょっと思ったところもありましたし、球団には感謝しかないです」