来季に向けて「レギュラーゼロでやっていく」 藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

「レギュラーシーズンは勝率も全く一緒だし、そんな悲観することもない」

 ソフトバンクは15日、敵地・京セラドームで行われたオリックスとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第4戦に2-3でサヨナラ負けし、2年ぶりの日本シリーズ進出はならなかった。同点で迎えた9回にモイネロが中川圭にサヨナラ打を浴び、アドバンテージを含めて1勝4敗となり、敗退が決まった。

 就任1年目のシーズンを終えた藤本博史監督の試合後の一問一答全文は以下の通り。

――悔しい結果に終わりました。
「負けたら終わりというところで、選手はみんな1年間よくやってくれたと思いますよ」

――最後はモイネロ投手が。
「1年間ずっと、途中からですけど、抑えでやってきたわけで、打った中川くんを褒めるべきじゃないですか、ああいう場面で」

――牧原大選手がいい守りで流れを呼んだ。
「オリックスの後ろのピッチャーがいいということですよね。そう簡単には点を取れないですよね。でも、オリックスの下位打線とうちの下位打線の違いというところで言えば、向こうは何とか塁に出る、食らいついてくる、ウチはちょっと淡白になってたかなというところは、これ1年間の中での課題だけどね。そういう課題が1年間でしっかり出た。実際にレギュラーシーズンは勝率も全く一緒だし、そんな悲観することもないと思うし。負けたことは負けたんで、そこはもう課題として、来年やり返すくらいのつもりで、打倒オリックスで頑張ります」

――故障者やコロナで離脱者が出た1年でした。
「まあ、これはウチだけじゃないし、よそのチームもコロナとか、そういうのはあるわけですから。ただ集中して出たっていうだけで、そこで若い選手がいい経験をできたと思うし、来年はもうレギュラーゼロという形で、全員で競争という形で、この秋のキャンプは厳しくなると思いますけど、やっていきます」

――投手陣の課題は。
「やっぱりフォアボールですかね。そこはもうピッチングコーチにも、しっかりレギュラーシーズン終わったところで言ってるんでね。今日でも中継ぎいっていきなりフォアボールとかあったけど、もう終わったことはしょうがないですから、来年に向けてねフォアボールをいかに少なくするか。そういうところをしっかりやっていけば、十分にチャンスあるんじゃないかなと思います」

――監督1年目を振り返って。
「しんどかったですね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)